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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.123

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織田淳太郎『精神医療に葬られた人びと』

「寝たきりに“なる”のではない。日本で『寝たきり老人』と呼ばれている方は、『寝かせきり』にされ、廃用症候群にされてしまった犠牲者。“作られた”寝たきりなのです」


筋野茜 尾原佐和子 井上詞子『ルポ 婚難の時代』

「現実の世界では赤面するような直球の告白や愛情表現をされることってないじゃないですか。ゲームの中にもたくさんの恋愛相手がいて、仲良しの夫がいて、私は人生を他の人の何倍も楽しんで豊かに過ごせていると思うと幸せです」


岩田薫『住民運動必勝マニュアル』

カルト集団の道場を地域から締め出すことと、教祖の子供の教育を受ける権利を奪うこととは、根本的に異なる事実であることを認識しなければならない。教祖の子供たちが、個人で静かに生活する権利までは、何人といえども奪えないのだ。


高水裕一『物理学者、SF映画にハマる』

人間の想像力というのは実に壮大で、ときに映画で描かれている世界が現実の科学世界のなかで発見されるようなケースもあるのです。映画だから、フィクションだからといって切り離すものではなく、想像力はときに侮れないものなのです。


是永美恵子『生体肝移植を受けて』

病む人の気持ちは、実際に体験しないことにはわからない。それを乗り越えて看護の仕事をしていくには、まず聞き上手になることである。そして患者の気持ちを受け止め、一緒に考える姿勢が必要である。そうしないと、患者の立場に立つことはできない。


小笠原敬承斎『誰も教えてくれない男の礼儀作法』

「かたち」を追い求める人は、どこまでいっても「かたち」にばかり囚われがちである。しかしながら、「こころ」を大切にする人が「かたち」を身につけると、自然で美しい立ち居振る舞いができるようになる。


五十嵐太郎『読んで旅する 世界の名建築』

ローマは、古代の遺跡からルネサンス、バロックの傑作にいたるまで、建築の宝庫である。いや、都市がそのまま建築博物館になっているというべきか。見るべきものが、あまりにも多すぎる。何度訪れても、十分とは言えない。歴史的な建築が重層的に刻まれた奇跡の都市である。




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