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私の光文社新書

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どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとったとき役立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになったりした光文社新書の1冊について、ぜひみなさんだけ… もっと読む
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2019年12月の記事一覧

「#私の光文社新書」の投稿をお待ちしています!

「#私の光文社新書」の投稿をお待ちしています!

光文社新書は、2001年の刊行以来、おかげさまで1000点を突破!みなさんのご愛読に心から感謝いたします!

せっかく編集部として新しいチャレンジがはじまったこの機会ですので、このnote上で
#私の光文社新書というテーマでみなさんの投稿を大募集させていただきます

どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとって役に立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになった

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”日本三大そば”はどこにある?

そば、蕎麦、ソバ。本題からいきなり外れるけど、どうやって表記するのが良いのが迷ってしまう。平仮名だと文章として読みにくい場合が出てくるので、漢字かカタカナ。手書きだと漢字は0%だけど、カタカナよりは味がありそうなので、ここでは漢字を採用するとしましょう。

有名処だと、出雲蕎麦、信州蕎麦、わんこ蕎麦になるでしょう。場所で言えば、西日本、中日本、東日本と高速道路の運営会社みたいになっていて、全国に分

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2019年、58回聴いたCDはこの本の中の一枚です

2019年、58回聴いたCDはこの本の中の一枚です

note担当の田頭です。毎日寒いですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

個人的に大注目している光文社新書の1月刊、『アルゲリッチとポリーニ』が予約受付を開始しています。

これはもうタイトルだけで全クラシックファンが泣きますよね。およそクラシックに関心があれば、必ずや一度は聴いたことがあるピアニストなわけですし、奇しくも同世代の大スター2人が迎えているのは、間違いなくキャリアの最晩年。サブタ

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すべての本好きのみなさんへ。「本棚の整理なくして新年はなし!」

すべての本好きのみなさんへ。「本棚の整理なくして新年はなし!」

今日は12月24日です。クリスマスイブなわけですが、この日みなさんはどんなことを思うのでしょうか。

哀しいかな、街のイルミネーションを見ても、別段ときめかない程度に歳を重ねてしまったnote担当の田頭です(泣き笑い)。まあ重ねているだけに、個人的には、この季節になるとかつて愛読していたあるエッセイを思い出したりします。

それは松浦寿輝さんの「点の滴り」と題された文章で、思潮社の現代詩文庫に収録

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僕が4年前に光文社の最終面接で話したこと|#私の光文社新書

僕が4年前に光文社の最終面接で話したこと|#私の光文社新書

こんにちは、光文社新書の高橋と申します。編集部唯一の20代です。
諸先輩方の精神年齢が若いのか私のおっさん化が加速しているのかわかりませんが(たぶん両方)、和気あいあいとやっております。

高齢化の著しい出版業界ですが、若いだけでみんな優しくしてくれるしおいしい居酒屋も教えてもらえるし、悪くないと思いますよ。就職や転職の候補として是非。

さてさて、「私の光文社新書」と題して、偏愛の光文社新書につ

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ある編集部員がダメ学生を卒業できたきっかけ|#私の光文社新書

ある編集部員がダメ学生を卒業できたきっかけ|#私の光文社新書

それは2004年の春のこと、大学を4年で卒業できず就職活動もしていなかった私は、何するともなく昼過ぎにのそのそと起き出し、ぼんやりと「笑っていいとも」を観てから、いつものように井の頭公園のお気に入りのベンチで持参した文庫本を読んでいました――。

とまあエッセイ調に書き始めてみました(笑)。

こんにちは、note担当の田頭です。先だっての投稿で募集した「#私の光文社新書」、僭越ながら「中の人」で

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日本の分断 切り離される非大卒若者たち

日本の分断 切り離される非大卒若者たち

どうも、犬井です。

今回紹介する本は吉川徹先生の「日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち」(2018)です。タイトルの通り、本書の中で大卒と非大卒という「学歴」で大きな分断があることを指摘しています。さらに、そこに「生年世代」「男女のジェンダー」の補助線を加えることで、より緻密に分断の様相を書き出しています。各境界の差異を中心に書き綴っていきたいと思います。



日本社会の分断仕

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超絶に憧れた本。|#私の光文社新書

超絶に憧れた本。|#私の光文社新書

こんにちは、光文社新書の藤です。
今日は私が憧れた本について書きます。

みなさん、バッタは好きですか? 私は割と好きです。特に詳しくないけど『生命体として強そう』と、虫全般に敬意を抱いています。

あと、まじめで一風変わった人って好きですか?
たとえばバッタに食べられたいと思うあまり、研究者になってアフリカに行くような。私は好きです、大好きです。

光文社新書『バッタを倒しにアフリカへ』(著・前

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物語の構造論からみえる、ヒットの法則とは #167

物語の構造論からみえる、ヒットの法則とは #167

1961年にスタートしたNHKの連続ドラマ小説。2019年度後期の「スカーレット」の平均視聴率は20%前後、「オリコン ドラマバリュー」のドラマ満足度調査の結果も上昇中だそうです。

一方で、民放の秋ドラマの全話平均視聴率はというと、

ドクターX ~外科医・大門未知子~(テレビ朝日系):18.4%
相棒 season18(テレビ朝日系):14.6%
グランメゾン東京(TBS系):12.4%
同期

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メディア「オワコン説」は本当か? 『メディアの苦悩――28人の証言』 #169

メディア「オワコン説」は本当か? 『メディアの苦悩――28人の証言』 #169

平成という時代を振り返る本を読むと、やはり「インターネット」の影響の大きさを感じます。

日本では2000年12月にNTTが「フレッツADSL」の提供を開始し、手ごろな値段で大容量のインターネット接続ができると爆発的に普及しました。

これによってオールドメディアである新聞・テレビは苦境に陥り、一方で台頭してきたネットメディアは信頼性を何度も指摘されています。

じゃあ、メディアはもうオワコンなの

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