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私の光文社新書

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どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとったとき役立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになったりした光文社新書の1冊について、ぜひみなさんだけ… もっと読む
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2020年8月の記事一覧

男はメリットがないと家事をしないのか??

男はメリットがないと家事をしないのか??

取材や、セミナーの依頼を受ける際「男性が家事をするメリットを話して欲しい」と言われることがある。

「メリット、かぁ」

たとえば、仕事の段取り力が高まるとか、人の気持ちがわかるようになるとか、育児なんかだったらコミュニケーション力がアップするとか、よく言われるし、実際そういったことってあるのだと思う。

たとえば、これは育児だけど、大好きな本に「育児は仕事の役に立つ」という本がある。

この本を

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藤井聡太二冠とAIの共生からこれからのヒトの成長を考える

藤井聡太二冠とAIの共生からこれからのヒトの成長を考える

将棋にはあまり興味がないのですが、流石に最近はニュースになることも多く、たまに見たりもしています。

藤井聡太さんが二冠になったということで、彼のコメントの中でAIに関するものが目に止まりました。

少し前のインタビューの中で、『棋界はAIとの共存期にあるが』という質問に対して、彼は以下のように答えています。

「数年前にはソフトとの対局が大きな話題になりましたけど、今は対決の時代を超えて共存の時

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ベーシックインカムはユートピアか?

ベーシックインカムはユートピアか?



長かった梅雨もようやく明けたと思ったらすぐさま茹だるような暑さがやってまいりました。夏ですね。もう夏休みも終わりと聞くと、あれ?春はどこ行った?と自分の記憶を探してしまいます。そう言えば今年の春は緊急事態宣言に覆い隠され、そのままの勢いで梅雨に突入してしまったので、出かけそびれた方も相当数いたのではないかと思います。政府が発行した特別定額給付金を受け取った受け取らないの騒ぎも遠い昔の記憶…。

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♪あっあんああんあん・・・演歌について思っていることの多くが、ホントは逆だったりする驚き。

♪あっあんああんあん・・・演歌について思っていることの多くが、ホントは逆だったりする驚き。

〖作られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史〗 
         輪島裕介  光文社新書

「演歌」ってなに?と問われて答えられますか? 日本人は音楽のジャンル分けにこだわるという言説をよく耳にしてきました。海外と比べて本当のところどうなのかはしりませんが、わかるような気がしないでもありません。この本は大衆音楽のジャンルのなかでも、わかっているようでわかりにくい「演歌」をつかもうと

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本の紹介67冊目 『南極で心臓の音は聞こえるか』

本の紹介67冊目 『南極で心臓の音は聞こえるか』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介するのは、
山田恭平さんの著書『南極で心臓の音は聞こえるか』です。

この本は、
第59次南極地域観測隊の一人として、
地に足を踏み入れた著者が明かしている、
非日常が日常的に起こる約1年4ヶ月の南極滞在記を記したものです。

それでは、紹介していきます。

【著者の山田恭平さんについて】著者は、
長野県環境保全研究所飯綱庁舎環境保全特別研究員であり、
東北大

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