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私の光文社新書

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どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとったとき役立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになったりした光文社新書の1冊について、ぜひみなさんだけ… もっと読む
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2021年8月の記事一覧

(書評)アウトサイダー・アート (光文社新書) -服部 正  (著)

(書評)アウトサイダー・アート (光文社新書) -服部 正 (著)

アウトサイダー・アート (光文社新書)  – 服部 正  (著)
初版 2003/9/17

読みやすく、わかりやすい書籍だ。
そのサブタイトルには、現代美術が忘れた「芸術」とある。
従来型のアートの枠組みにとらわれないアートの概念。本書は、そんなアウトサイダー・アートから、アート全体を俯瞰して、その本質を解き明かす試みを感じる。

概要として
「アウトサイダー・アート」(アールブリット)とは、精

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ルネサンス 歴史と芸術の物語/池上英洋

ルネサンス 歴史と芸術の物語/池上英洋

お盆休み初日。

部屋を片付けていたら読みかけの新書が出てきた。

『ルネサンス 歴史と芸術の物語』

小さい頃、テレビでフィレンツェの特集を見てから、フィレンツェにとても憧れた。

ルネサンスはフィレンツェではじまった。
メディチ家、ヴェッキオ橋、ミケランジェロ、、、わくわくするキーワードがたくさんのルネサンス。

芸術に触れたい、そんな気持ちが高まって、学生時代はあれこれ本を買った覚えがある。

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日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略 (光文社新書) 柴田友厚著

日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略 (光文社新書) 柴田友厚著

産業における日本のお家芸と言えば、まず真っ先に自動車産業が挙げられることが多い。
世界に冠たるメーカーとして君臨するトヨタをはじめ、国内メーカーの存在は日本人のモノづくりを象徴する存在として、国の威信を背負っている印象がある。

しかし、実はそれ以上に世界的なシェアを誇るものづくり産業がある。まさしく"知られざるガリバー"、工作機器メーカーだ。

ふだん消費者の私たちがその存在を意識することがない

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『人類はふたたび月を目指す(光文社新書)』を読んだ感想

『人類はふたたび月を目指す(光文社新書)』を読んだ感想

まさかこんなに調子不良が続くとは思わなかった。立ち直りはじめてようやく気づいたが、原因は「休みに仕事のことを考える」ことだったように思う。ということでしばらくは別のことを考えていたい。

『人類はふたたび月を目指す(光文社新書)』
春山純一著 2020.12 光文社

1か月ほど前から本も読めるようになったので、ここひと月ほどで読んで面白かった本を紹介したい。今回はこの『人類はふた

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