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私の光文社新書

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どんなに些細なことでも、どんなに短い言葉であっても構いません。お手にとったとき役立ったり、感動したり、人生が変わるきっかけになったりした光文社新書の1冊について、ぜひみなさんだけ… もっと読む
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2022年1月の記事一覧

「小説の言葉尻をとらえてみた」を読みました(2022.1.28)

「小説の言葉尻をとらえてみた」を読みました(2022.1.28)

 飯間浩明さんの「小説の言葉尻をとらえてみた」(光文社)を読みました。感想を書きます。

とっても面白かった!!! いきなり大きな声を出してすみません。面白かったもので……。
図書館でこの本を見かけたとき、タイトルから「揚げ足をとるような感じかな……?」と思ってしまいました。本当にすみません。そんな幼稚な考えは、本書のプロローグですぐに打ち砕かれました。

 読んでいて、「このことばの使い方は、自

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【読書レビュー】くじ引き民主主義

【読書レビュー】くじ引き民主主義

政治の門外漢である自分が、筆者のことも知らぬまま読み始める。「くじ引き」という政治に使われ難いタイトルだけを見て、奇をてらった内容もありそうな印象を受けていたが、正攻法でまさに政治へのイノベーションを期待できる提言が連続する内容だった。過去の日本、海外各国での実例も挙げながら、メリット、デメリットを説明し、自分の様な政治や選挙の素人にも「くじ引き民主主義」を理解させ、今後の民主主義の在り方を考えさ

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若手社員をつぶす老害の言動とは?

若手社員をつぶす老害の言動とは?

50歳を過ぎた私は、43歳ぐらいから「伸びしろのない老害」という自覚を持ち、若手に迷惑をかけないように自分の言動には細心の注意を払うように努めています。

若手が、働きもしないで偉そうなことばかり言う中高年の働かないおじさんに嫌悪感を感じるのは当たり前です。ましてや、働かないおじさんが自分の経験を正しいと思い込んで価値観を押し付けるとなれば、猶更です。この感覚のズレが起き時、若手のモチベーションは

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