【リレーエッセイ】新書大賞2位! 福岡伸一さん『できそこないの男たち』はある虫がつくった!?
アランちゃん7歳時のこの一冊は、分子生物学者・福岡伸一さんの『できそこないの男たち』(2008年10月刊)です。本書は2009年の新書大賞の第2位に輝いた作品です。
『生物と無生物のあいだ』の次に刊行されました福岡さんといえば、なんといっても『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、2007年5月刊。2007年にサントリー学芸賞<社会・風俗部門>を受賞、2008年に新書大賞を受賞)がよく知られていますが、『生物と無生物』が講談社の広報誌「本」に連載されていたのに対し、本書