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就活ナシ、新卒海外フリーランスという生き方

はじめまして。
今回から光文社noteにて連載をすることになったwasabiと申します。

「ノマドワーカー」という言葉が日本でも流行り出したのはここ5〜10年くらいのことですが、私もそんな波に乗った一人で、2015年にドイツ・ベルリンへ移住して以来、ここ過去5年間はヨーロッパで生活しています。

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最初はベルリンでフリーランスのライター・英日翻訳家として活動していましたが、現在はブログを起点としたビジネスを複数展開し、ポルトガルにも拠点を築いて電気自転車の開発からブロックチェーン関連の事業の視察、日本のネイルアートの輸出など自分でも何をやっているのかよく分からないほどいろんなことを手掛けています。

もともと「WSBI」というブログを通じて、私自身が就活をせずに新卒でベルリンに渡り"ノマド"として働いた経験をもとに、海外フリーランスになるためのノウハウを紹介してきました。おかげさまで多くの反響をいただき、定期的にサロンも開催してきて、「海外で働くということ」は非常に人気のあるトピックなのだと実感しています。今後の連載では、私が身をもって体験して得た知識についてじっくりお伝えしていこうと思っています。

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この連載のタイトルの「女寅さん」には、私の出身である東京は葛飾区の元祖ノマドワーカーである、あの『男はつらいよ』のフーテンの寅さんへのリスペクトを込めています。

スーツケース1つで全国津々浦々を旅しながら、様々な人と出会いふれあう寅さん。柴又に帰ってくるたびに騒ぎを起こし、時には大切な人とぶつかりながらも、またふらっとどこかへ行って身一つで商売をする寅さんの姿に私自身を重ねています。ここ数ヶ月は機内持ち込み可能な小さなスーツケース1つで世界中を飛び回り、カンファレンスやイベントで登壇させていただいたり、自らジャーナリストとして取材したりしてきました。

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寅さんが世代を超えて共感を集めているのは、風来坊でいざこざに巻き込まれながらも、その姿に普遍的な人間のあり方が垣間見られるからだと思います。日本独特の文化が描かれているとはいえ、寅さんの生き方には言語や文化を超えて通じる何かがあると私は感じますし、どんどん不確実になっていく現代で見直されるべきものではないでしょうか。

この連載を始めるに当たり、日本人として、そして葛飾区出身のノマド女として、「寅さん」をキーワードにして生きていこうと改めて思った次第です。

正直なところ、私自身もどんな連載になっていくのか未知数です。
でも、なんでも最初から結末がどうなるか分かっていたらつまらない。

もしそんな予測不能な展開を一緒に楽しんでいただける読者さんが一人でもいれば、この連載をやる意味があると思っています。

勢いだけが取り柄の私ですが、どうぞよろしくお願い致します!


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