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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.31

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『宝島』→『人は、誰もが「多重人格」』

担当の自己採点★★★ こんなタイプの違う傑作を残せるなんて、まあ才能あふれる人ですよね。後出のチェスタトンも、ややけなしつつも褒めていた作家の一人でした。こちらは春秋社から出ていた全集で読むことができます。


『木曜日だった男』→『くまのプーさん  英国文学の想像力』

担当の自己採点★★★★「ディテクションクラブ」に入会していた作家は本当に好きな作家ばかり(チェスタトン、バークリー、クリスティ、セイヤーズ、クロフツ、カー……)でして、この会の名を見るだけで興奮してしまうくらいなのですが、もしそんな嗜好の方が他にいらっしゃったら、ぜひ『探偵小説の黄金時代』という本をどうぞ。さすがは国書刊行会さん!


『八十日間  世界一周』『地底旅行』→『ニワトリ  愛を独り占めにした鳥』

担当の自己採点★★ あまりといえばあまりに強引なもっていき方ですね。反省します。とはいえヴェルヌといえばということで、『十五少年漂流記』が古典新訳文庫から出版されることに大いに期待したいところです。ちなみに原題は“Deux Ans de Vacances”なので、正確な直訳は『二年間の休暇』とでもなるんでしょうが、これだとなんかね……。最初に訳した翻訳家の言葉のセンスに改めて敬服します。


『聊斎志異』→『受験うつ』

担当の自己採点★★★★ うつどころの話でなかった科挙の功罪については宮崎市定とか村上哲見先生の著作を読んでいただくとして、蒲松齢のような苦学生にちなんだ料理が『美味しんぼ』に登場します。その名も「及第がゆ」。ストーリーとしてもけっこういい回です。こちらも詳しくはコミックスの第14巻をご覧ください。


『消しゴム』→『見るレッスン』

担当の自己採点★★★ 先日、神保町をぶらぶらしていたら、蓮實さんが責任編集を務めた伝説の雑誌「リュミエール」を小宮山書店で発見。お手頃な価格だったので3冊ほど購入しました。


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