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スパイでもテロリストでも当たり前に家事をする 米ドラマ「ホームランド」

光文社新書の永林です。イスラエルとパレスチナの軍事行動が激化し、たくさんの死傷者が出ています。パレスチナでは小さな子どもたちも空爆の犠牲になりました。イスラエル建国の日(=ナクバ:70万人以上のパレスチナ人が難民となった日)である5月15日には、パレスチナ自治区・ガザにあるAP通信やアルジャジーラなど国際的な報道機関の支局のあるビルが、イスラエルの空爆によって破壊されました。
現在進行形である中東の戦争ですが、背景にある複雑な事情や詳細については、知らない人も多いでしょう。今回の「ジェンダーで見るヒットドラマ」で紹介するアメリカドラマ「ホームランド」の冒頭シーンは、イラク・バクダッドから始まります。主人公のCIAエージェントが、アルカイダの捕虜からテロの情報を聞き出すくだりからスタートするこのドラマには、さまざまな人種や性別のテロリストが登場します。彼・彼女たちはなぜ、テロリストになったのか、その一端を丁寧に描くシーンが見事です。ジェンダー視線でも多くの気づきや発見があるドラマだと、治部れんげさんは語ります。

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オバマも見ていた人気ドラマではスパイもテロリストも当たり前に家事をする

「ホームランド」は、オバマ元アメリカ合衆国大統領も見ていたというスパイものドラマです。主人公は優秀なCIA職員キャリー・マティソン(クレア・デインズ)。シーズン1は、アメリカのテレビ業界で優れた番組に与えられるエミー賞のドラマシリーズ部門で作品賞、脚本賞、主演女優賞、主演男優賞を受賞しました。シリーズ2でも脚本賞と主演女優賞を受賞し、ストーリー展開、演技力ともに高い評価を受け、高視聴率で大ヒットしました。

アメリカでの放送開始はニューヨークのワールド・トレードセンターなどが狙われた9.11同時多発テロから10年後の2011年。イラク勤務経験を持ち、対テロ諜報活動を行うキャリーは、極めて強いヒロインです。

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