
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.75
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『月と六ペンス』→『洋画家の美術史』
この小説のストリックランドのモデルであるゴーギャンに影響を受けている画家、坂本繁二郎や熊谷守一についてはこちら🎨
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 14, 2022
📖ナカムラクニオ/洋画家の美術史 (光文社新書) https://t.co/VxcCKmfINx#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/jaIacmZVWU
担当の自己採点★★ 当時は自分でもひねった返しだなあと思いつつ、えいやっとツイートしてしまったのですが、いま見返すと真っ当な応答のような気がしないでもないという…。
『ねじの回転』→『ネオ共産主義論』
この小説の、幽霊の正体がわからない恐ろしさに思いをはせながら、そういえば『共産党宣言』の冒頭にも「幽霊」が登場していたことを思い出したのでこちら👻
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 15, 2022
📖的場昭弘/ネオ共産主義論 (光文社新書) https://t.co/tjI35vFG8F#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/aoe5MsnT9U
担当の自己採点★★★★ この「幽霊」とは岩波文庫の訳で、古典新訳文庫では「妖怪」としています。原文「Gespenst」は、日本語では幽霊、妖怪のほか、怪物や幻影などと訳されるようですが、みなさまのお好みはどちらでしょうか。
『臨海楼綺譚』→『エリック・クラプトン』
この短編集には「Providence and the Guitar 天意とギター」という、日本のギターブランド名というか、生ける神のことを指しているかのようなお話が収録されているのでこちら🎸
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 18, 2022
📖大友博/エリック・クラプトン (光文社新書) https://t.co/9XWgsRjkLp#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/XbFBCjMxNY
担当の自己採点★★ わあわあ書いてしまいましたが、これ以上クラプトンについて書くだけの見識がなく…。それにしても、ギターには神様が何人かいるようですが、ヴァイオリンやピアノにはあまりその呼称をつけない(「神童」はよくいる)いうのは、楽器による違いで面白いですね。
『詩学』『ニコマコス倫理学』→『正義を振りかざす「極端な人」の正体』
アリストテレス的中庸とは真逆をいくとこうなってしまうということでこちら🤔
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 19, 2022
📖山口真一/正義を振りかざす「極端な人」の正体 (光文社新書) https://t.co/fvDFzviLbW#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/3pTuS8Nw4S
担当の自己採点★★★ 儒教の四書五経のなかにそのもの『中庸』という論考がありますが、アリストテレスと読み比べてみると面白いです。岩波文庫、講談社学術文庫、角川ソフィア文庫から出ていますが、古典新訳文庫から新訳が出てほしい!
『八月の光』→『「生きづらさ」について』
強烈な存在感を誇るジョー・クリスマスの悲劇性は、彼のアイデンティティに由来していそうなのでこちら🤔
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 20, 2022
📖雨宮処凛 萱野稔人/「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~ (光文社新書) https://t.co/o6wPWZoqYO#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/PS46hqI76M
担当の自己採点★★★ フォークナーの名前を見ると、中上健次を思いだす習性があるのですが、そういえばしばらく再読していないことに気づきました。学生時代には夢中になって読んだものですが、まあ当時は流行っていたからなあ。