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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.26

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『プークが丘の妖精パック』→『肖像画で読み解く イギリス王室の物語』

担当の自己採点★★ まったく知らなかった作品だったので、楽しく読みました。キプリングは毀誉褒貶が激しいというか、児童文学から後出の『キム』のようなポスト・コロニアルまでいろいろな角度から解釈される作家で興味が尽きませんね。


『現代の英雄』→『南極で心臓の音は聞こえるか』

担当の自己採点★★★ 『忠臣蔵』の見どころはいろいろあると思いますが、個人的にはこの「南部坂雪の別れ」と「大石東下り」は、まず指を屈したいですね。


『キム』→『キリスト教神学で読みとく共産主義』

担当の自己採点★★★ 8月刊の担当作にジョン・ル・カレが引用されているんですが、そういえば彼もインテリジェンスに従事する外交官でした。深い人間観察に基づいているからか、御二方とも書かれるものが実に面白いです。


『黒猫/モルグ街の殺人』→『漢字三昧』

担当の自己採点★★★★ 子どもの頃に「中華三昧」という「袋麺」を食べていた記憶がありましたが、調べてみるとまだちゃんとあるんですね(失礼!)。しかも高級中華料理店とコラボしたりとパワーアップしていました。要するに、「〇〇三昧」っていいフレーズだということですね。


『二都物語』→『おひとり京都の愉しみ』

担当の自己採点★★ 『二都物語』は、かつての新潮文庫版だと訳者・中野好夫のかなり辛口な解説がおもしろいんですが、それを措いても下巻からの物語の展開には引き込まれます。この古典新訳文庫版は文章が読みやすいので、再読にはうってつけでした。


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