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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.14

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『飛ぶ教室』→『日本とドイツ  二つの戦後思想』

担当の自己採点★★★★ こうして創作の題材に取り上げ続けられるうちは、この両国にとっての「戦後」はずっと続くということでしょうか。『飛ぶ教室』はいい小説ですよね。サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』がお好きなかたなら、きっと心動かされるんじゃないかと思います。


『カラマーゾフの兄弟』→『『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』

担当の自己採点★★★ 時にはあれこれひねらずに、読者のみなさんの読書欲にストレートに応えられる返しを目指したいと思います。


『オルラ/オリーヴ園』→『ただ坐る』

担当の自己採点★★★★ 「オルラ」の他の短篇も一筋縄ではいかないものばかりで、個人的には胸がかきむしられるような読後感をいだいた一冊でした。というわけで本当に座禅したくなります…(笑)。モーパッサンは、文学に癒やしを求める向きは決して読んではいけない作家だとしみじみ実感しました。


『戦争と平和』→『名画で読み解く ロマノフ家 12の物語』

担当の自己採点★★★★ 「皇帝」とはアレクサンドル一世のことですね。雰囲気があってぼくはこの写真好きだなあ。


『猫とともに去りぬ』→『勤勉は美徳か?』

担当の自己採点★★★ 猫好きのかたにとってのおすすめ「猫小説」って何なのでしょうか。とくに愛猫家ではないぼくが蛮勇をふるって私的BEST3を挙げると、1.夏目漱石『吾輩は猫である』、2.保坂和志『草の上の朝食』、3.小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』でしょうか。次点は谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』か萩原朔太郎『猫町』。『エドガー・アラン・ポー『黒猫』は猫に対する愛情が感じられない作品なので選外としました(笑)。


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