
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.78
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『ニコマコス倫理学』→『日常世界を哲学する』
諸学の父アリストテレスの広範な知の体系のなかで、やっぱり存在論は外せないということでこちら📚
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) May 18, 2022
📖倉田剛/日常世界を哲学する~存在論からのアプローチ~ (光文社新書) https://t.co/rp5r1MVssR#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/6M4xdnrFiR
担当の自己採点★★★ 耐えられないほど存在論が気になってしまったかたは、倉田剛先生の『現代存在論講義』(新曜社)をどうぞ。ⅠとⅡの2巻あります。
『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』→『一生に一度は行きたい 世界の旅先ベスト25』
冒険感もあり、何より帯のヴィジュアルがとても気持ちいいのでこちら☀️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) May 24, 2022
📖多賀秀行/〈オールカラー版〉一生に一度は行きたい 世界の旅先ベスト25 (光文社新書) https://t.co/EtaxcDzI9y#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/27ugrxCgjU
担当の自己採点★★ ヨルダンのペトラ遺跡と、マチュピチュに行きたいです。
『ペーター・カーメンツィント』『車輪の下で』『デーミアン』→『人力車が案内する鎌倉』
大河ドラマの鎌倉ブームにあやかり、車輪の下には若宮大路、と洒落こむならこちら⛩
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) May 26, 2022
📖「有風亭」青木登/人力車が案内する鎌倉 (光文社新書) https://t.co/x43IfXewxI#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/9315rWiQB4
担当の自己採点★★★★ 初めて『ペーター・カーメンツィント』という書名を見たとき、あれ、何それ? と思ったもので、子どもの時分に読んだ新潮文庫の『郷愁』(高橋健二訳、1956年)だというのに気づくのにはしばらく時間がかかりました。洋画の邦題みたいな話ですが、このあたりは好みもありますね。ちなみに昔の岩波文庫は『青春彷徨』(関泰祐訳、1953年)という書名でした。訳者による個性が出ているようでおもしろいです。
『書記バートルビー/漂流船』→『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』
バートルビーくんに読ませたら、一体どんな反応をするんだろうと気になる一冊はこちら💸
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) May 27, 2022
📖エノ・シュミットほか/お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか? (光文社新書) https://t.co/GwaITGk7lh#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/PHTJ3IDIyi
担当の自己採点★★ 元ツイートもなかなか攻めていますが、返しもひねりすぎだったかも…笑 それにしてもバートルビーみたいな人とは、同じ職場では働きたくないな。
『木曜日だった男』→『謎とき 村上春樹』
そういえば村上春樹さんには『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』という翻訳アンソロジーがあるのでこちら🗓
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) May 30, 2022
📖石原千秋/謎とき 村上春樹 (光文社新書) https://t.co/FWiysMfuJ2#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません#そして今日は月曜日 https://t.co/3DA1apLz3f
担当の自己採点★★★★ 長く吉田健一訳の創元推理文庫(『木曜の男』)に親しんできたので、この新訳が出たときは感動したものです。この新旧2冊は読み比べる甲斐があります。チェスタトン好きのかたはぜひ。