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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.121

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藤本隆宏 柴田孝編著『ものづくり成長戦略』

現場の問題の真因は、必ずしも現場だけにあるとは限らない。経営の考え方の問題、あるいはマーケティングや営業の問題、そもそも従業員に現場をまかせっぱなしにしている組織の体質の問題……など、「現場改善問題」という状況も多い。


芳沢光雄『数学的ひらめき』

数学的ひらめき一般に「数学的ひらめき」というと、数学の世界にある問題を解くための発想を思い付くだろう。実は、数学以外の世界における問題の解決や説明のために、上手にそれを数学の世界にモデル化する発想も「数学的ひらめき」なのである。


大江英樹『定年前、しなくていい5つのこと』

家族というのは共同体ですから、その共同体を構成するメンバーが応分の負担を負ってこそ成り立っていくものです。だから定年後のライフスタイルは何でもかまわないのです。ライフスタイルが大切なのではなく、「自立する」という心構えを持つことが何よりも大切なのです。


宮元健次『神社の系譜』

鶴岡八幡宮の遷地は、もとの鎮座地・元八幡と浅草寺、あるいは筑波山を結ぶ自然暦上に選定されたとみてよいだろう。そして、頼朝の将軍就任の年、この軸線を強化するために称名寺が、自然暦上にさらに創建された可能性が示唆できるのである。


門倉貴史『ゼロ円ビジネスの罠』

本来、価格は企業や消費者に対して何が希少で何が希少でないかを知らせる役割を担っている。値段が高い商品やサービスはそれだけ希少性が高いということであり、値段が安い商品やサービスはそれだけ希少性が低いというシグナルである。


大村大次郎『元国税調査官が明かす 金を取る技術』

ヨーロッパの先進国は、間接税の税率は確かに高いけれど、物価は日本より安いのです。だから、間接税の負担感というのは、日本より小さいのです。
逆に言えば、今の日本人は、世界最高の間接税を払っているのと同じ負担感を味わっていると言えるのです。


田坂広志『人は、誰もが「多重人格」』

我々が、立場と状況に応じて「ペルソナ」を選び、「表の人格」を切り替えて処することは、決して異常なことではありません。それは対人関係を円滑に進めていくための「潤滑油」でもあり、社会生活を適切に進めていくための「智恵」でもあるのです。




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