【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.10
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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.10


小川さやか『「その日暮らし」の人類学』

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分厚い労働文化史を読み終えて改めて気づくことは、わたしたちは身近な怠け者に憤りを感じつつも、怠け者に憧れているという単純な事実だ。この憧れの根本には、本性に従い自然に生きることへの憧憬があるのかもしれない。


大森信『掃除と経営』

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掃除という行動によって、日本人は予想以上に規律正しくなり、懸命に働き、そして互いに連帯していくという歴史があった。つまり、特定の思想や理屈を共有するような「思想連帯」よりも、特定の行動を互いに共有する「活動連帯」の方が日本企業には有効ではないか、という示唆である。


安田雪『「つながり」を突き詰めろ』

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関係は祝福であり呪いであり、天使であり悪魔でもある。親兄弟から始まり、友人、恩師、恋人、上司や同僚に部下、夫婦、隣人、すべてそうだ。われわれは人に与えられ、人に与え、人を傷つけ、人を癒やし、人を助け、人を苦しめながら、人々と関わり続けていくしかない。


大河原邦男『メカニックデザイナーの仕事論』

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私の場合、アニメ業界には興味はなかったけれど、会社の上司や作品を作り上げたときの感動、メカニックデザインのおもしろさに引き込まれて、メカニックデザイナーの仕事を続けられた。その「おもしろみ」に気づくかどうかというのはすごく重要です。


芳沢光雄『論理的に考え、書く力』

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議論を組み立てる上で大切なことは、定義から出発することであって、感情から出発することではない。内々の議論には強いものの、海外の人たちとの議論に弱い日本人を憂えるとき、私はこの、様々な「用語の定義」という問題が頭に浮かぶ。


深井有『水素分子はかなりすごい』

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地球生命が生まれてから現在までを1年間になぞらえてみると、水素の世界に生まれた生物が酸素の世界で生きるようになったのが5月半ば頃、その後カンブリアの爆発と呼ばれる進化を経て陸に上がったのが11月半ば、人類が誕生したのは何と大晦日の朝のことです。


平野芳信『食べる日本近現代文学史』

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谷崎文学における「鮨」とは、魚偏に旨いと書いて「鮨」である記号としてまず存在し、それを味わうことが困難だという意味で、いわば二重に隔てられたフィクショナルなおいしさだったのである。




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