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ゴジキが考える東京五輪「侍ジャパン」のベストメンバー(投手編)

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)が巨人軍を分析。
東京五輪でのメダルが期待される野球「侍ジャパン」。自国開催となる今大会、どのようなメンバーで臨めばよいのでしょうか?シーズン中の状態や各チーム事情との兼ね合いなど様々な要素を検討しつつ選考する必要があります。今回はゴジキさんに独自に、メンバー選考をしてみてもらいました!

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最大11日間で9試合の超過密日程を勝ち抜くために

過去の国際大会を見る限り、球団によっては代表招集に難色を示すのはつきものだ。しかも、五輪に関してはWBCやプレミア12 とは異なる部分がある。それは「24人」という少ない枠の中でのメンバー選出であるという点だ。東京五輪の金メダルまでの道のりは11日間で最少5試合。だが、敗者復活戦を含む「ノックアウトステージ」が最大7試合あるため、決勝まで11日間で9試合を行う可能性も存在する。

過去にオールプロで参加したアテネ五輪は投手11人野手13人、北京五輪は投手10人野手14人で臨んでいる。以上を踏まえて、2020年・2021年シーズンを見たうえでの個人的なベストメンバーや、起用法を含めた構想を書いていきたいと思う。

怪我人続出とコロナで混沌とする選出の鍵

今シーズンは代表の中心になるべき選手が怪我で離脱したり、新型コロナウイルスに感染するなどで混沌としている。具体的な名前を挙げると、菅野智之や千賀滉大といったエース級が怪我などで本調子から遠い現状だ。

ただ、マイナス面だけが目立っているわけではない。今シーズンは新人選手が非常に豊富である。例えば広島の栗林良吏は、話題と実力ともに選出に値する選手なのは間違いない。他にも、楽天の早川隆久もパリーグの勝利数でトップを走っており、高卒2年目の宮城大弥はオープン戦から好調を維持している。昨シーズンの新人王に輝いた森下暢仁と平良海馬も、今シーズン引き続きいい投球を見せている。投手陣は実績組がベストメンバーとしてなかなか揃わなそうな中で、このような若い力を積極的に入れることでチームを勢い付かせるのは大いにアリだ。

ゴジキの考える東京五輪代表の投手陣

山本由伸(オリックス)
昨シーズンは最多奪三振に輝き、今シーズンも防御率トップを記録している。プレミア12では慣れない中継ぎに対して、大会終盤は適応し優勝に貢献した。

柳裕也(中日)
現在、セリーグトップの防御率を記録している。全日本の先発陣の一角として期待。

森下暢仁(広島)
昨シーズンのセリーグ新人王。今シーズンも、2年目のジンクスを覆す活躍を見せている。

石川柊太(ソフトバンク)
先発から中継ぎまで経験豊富のため選出。チーム事情によっては各役割での活躍に期待できる投手だ。

早川隆久(楽天)
今シーズン注目のルーキー。開幕からローテーションを守っている中での選出。

青柳晃洋(阪神)
国際大会では重要視される変則投手。今シーズンはパフォーマンス・成績も申し分ないため選出。

宮城大弥(オリックス)
高卒2年目ながらも選出。2年前にU18の経験もあることから、国際大会ならではの一発勝負の場で力を発揮できることにも期待。

高梨雄平(巨人)
左の変則枠として選出。ワンポイントはもちろんのこと、初見殺しの役割も熟る投球。

松井裕樹(楽天)
今シーズンは抑えに再復帰して好調を維持している。国際大会の経験が豊富であることから貴重な存在になるだろう。

栗林良吏(広島)
無失点記録はもちろんのこと、今シーズンを見ると全日本のクローザーを任せていいレベルである。

平良海馬(西武)
馬力そのものは外国人にも劣らないものがある。栗林とは別タイプのクローザーということもあり選出。

その他の候補投手は?

その他の候補を考えると、起用法が改善されて状態が上がれば巨人の中川皓太や、ソフトバンクの嘉弥真新也といったあたりは経験値を含めて必要な選手だ。また、高校時代に国際大会での強さを見せた日本ハムの堀瑞輝・西武の今井達也といった選手や、開幕から安定した投球を見せている日本ハムの伊藤大海を抜擢するのも面白い。

これまでの代表選出で勝ち上がれた傾向を見ると、左右で変則投手を複数枚用意していたことから、中日の又吉克樹も候補に挙げていい選手である。また、代表経験が豊富で先発から中継ぎまで起用できる選手としては、楽天の涌井秀章や阪神の藤浪晋太郎を選出するのも一つの手としてありえるだろう。

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