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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.53

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『ヒューマン・コメディ』→『喪失学』

担当の自己採点★★★ 「人間喜劇」と聞いて藤原書店のバルザック全集を思い浮かべたかたは、かなりいけるクチですな。


『ソヴィエト旅行記』→『愚か者、中国へゆく』

担当の自己採点★★★ あまり仲の良くないご兄弟でしたが……。ちなみに『共産主義黒書』の〈ソ連篇〉と〈アジア篇〉(ともにちくま学芸文庫)の2冊が面白かったんですが、こういう場合はなぜか兄弟篇ではなく姉妹篇と呼びますね。


『菊と刀』→『羞恥心はどこへ消えた?』

担当の自己採点★★★★ 大ベストセラーにタイトル的にインスパイアされた本はその後たくさん出るものですが、『チーズはどこへ消えた?』が発売されたのは20年以上前。息が長い本ですね。昨年も東畑開人さんの『心はどこへ消えた?』が話題になりました。


『悪霊』→『ドストエフスキー『悪霊』の衝撃』

担当の自己採点★★ 2021年はドストエフスキーの生誕200周年ということで、もろもろ出版ラッシュでした。「現代思想」増刊のドストエフスキー特集号は読み応えありましたね。山城むつみさんの『ドストエフスキー』も復刊してくれたらよかったんだけどなあ。


『おれにはアメリカの歌声が聴こえる』→『恥ずかしながら、詩歌が好きです』

担当の自己採点★★★★ 漱石の漢詩は、偉大なる中国文学者・吉川幸次郎の注釈付きで岩波文庫で読むことができます(現在は品切中の『漱石詩注』。電子版もあり)。とてもいい本ですのでぜひ。余談ですが、最近『哲学する漱石』が面白かったです。


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