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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.42


本田透 堀田純司『自殺するなら、引きこもれ』

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現代における「学校」は、社会的な技能その他に身につける教育機関という本来的な意味の他に、中世ヨーロッパにおける教会のような宗教的意義をも持たされているわけです。学校に通うという行為に、宗教的意味・超越的価値があると信じられているのです。


布施英利『遠近法がわかれば絵画がわかる』

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線遠近法の衰退は芸術における科学の衰退の表れだ、とも考えられます。その遠近法が消えたのは、芸術にとって大切なのは合理的・科学的な手法ではなく、もっと何か別のものである、それが始まったのが印象派以降の現代美術へと連なる美術の歴史であった、と。


筒井冨美『女医問題ぶった斬り!』

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医大合格者女性率4割となった今も、当直・救急・僻地勤務のような、医療のハイリスクでキツイ部分は、結局のところ男性医師が担っていることがほとんどである。そして、真に有効な医者の働き方改革の実現には、この事実を直視しなければ始まらない。


町田健『チョムスキー入門』

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もし文法を獲得するのに必要な五年という期間が非常に短いどころか長いのだとすると、人間が生得的にもっている普遍文法の中身は、極めて乏しくても構わないことになります。視覚や聴覚に関わる情報を処理するための基本的な能力だけで十分だという可能性もないではありません。


磯部潮『「うつ」かもしれない』

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なぜ「哀」だけが突出するのか。実は、こういう疑問の立て方に最大の陥穽があるのではないか。つまり「哀」の突出ではなくて、「喜怒楽」の低下による「哀」の相対的増加こそが、「うつ」をもたらしているのではないかと私は思うのです。


佐々木俊尚『「当事者」の時代』

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マスメディアの記者が「われらは反権力である」というのはよく批判されている通り、間違いだ。
しかし同時に、マスメディア批判者が「マスメディアは権力にコントロールされている」と主張するのも、百パーセント間違っている。


井山夏生『テニスプロはつらいよ』

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フューチャーズでもっともレベルが低い1万ドルの大会だと、優勝しても賞金は1400ドルにすぎない。(中略)ましてや1回戦負けでもしようものなら賞金はゼロ。海外まで出かけて1回戦負けしたときの気持ちはいかばかりのものか……きっと泣きたくなることだろう。




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