ファイル_001

超絶に憧れた本。|#私の光文社新書

こんにちは、光文社新書の藤です。
今日は私が憧れた本について書きます。

みなさん、バッタは好きですか? 私は割と好きです。特に詳しくないけど『生命体として強そう』と、虫全般に敬意を抱いています。

あと、まじめで一風変わった人って好きですか?
たとえばバッタに食べられたいと思うあまり、研究者になってアフリカに行くような。私は好きです、大好きです。

光文社新書『バッタを倒しにアフリカへ』(著・前野 ウルド 浩太郎さん)は、タイトル通り、バッタを倒しにアフリカにいく話です。
不思議なもので『バッタ』も『倒しに』も『アフリカ』も単語としては既知なのに、一文になったとたん「???」となります。でもそんな疑問符を吹き飛ばす底知れぬ勢いと風を感じます。「バッタ」か「アフリカ」か「倒しに」からくる一陣の風です。熱いです。

もっと知りたい…、聞きたい…、アフリカのバッタのこと!! 

画像1

本書、カバーが著者近影兼「バッタ」です。著者がバッタなの? 本書を読むと分かるのですが、本当に、著者さんは、真剣に、バッタをやっています。そこに至るまでの道程は、決して決して簡単なものではなかった。だからこそ、バッタ姿の著者さんの生き様に、心から痺れます。

本書、中身がとてつもなく面白いです。ヒラ編集者の立場を忘れ超生意気な事を言えば「こんなにクオリティ高くてバランスもいい本、久々すぎる!!」(※個人の感想です)…です。

専門知識とストーリー展開の、バランスの素晴らしさに感動しました。

画像2

『バッタを倒しにアフリカへ』を探せ!(光文社本社ビル入り口にて撮影)

バッタ愛、生命へのリスペクト、青春の日々、アフリカと続く苦難、ともに戦う仲間たち。全てが織りなす躍動感。

著者さんの全身から溢れる知性と感情と魅力が、読みやすい文章で勢い良く一斉に流れてきました。勢い良く、一斉に、です。もう飲み込まれるしかありませんでした。なすすべなく心はアフリカに持っていかれました。

前野先生のツイッターより、サハラ砂漠にて。お名前の”ウルド”とは、モーリタニアで最高の敬意が払われるミドルネーム。現地ボスから前野さんへの、最高の敬意と愛情の証です。

視界いっぱいに広がるのはアフリカ、砂漠の地平線。
すぐ隣には虫取り網?を構えた、前野ウルド浩太郎さん。視線の先には、バッタの一群。農作物を食い荒らす彼らは、ここでは深刻な飢饉を引き起こす”神の罰”であり、駆除の対象なのです。

皆の期待に応えるため、今日もサハラを四駆で飛ばす。我々のすぐ後ろには、著者さんを取り巻くアフリカの愛すべきスタッフたち。(いい奴なんだけど給料ぼったくったりする、愛嬌のある方です)
さあアフリカの夜が明ける、バッタが動く、日が沈む。

画像3

答え:木の陰。

読み終えた時、アフリカを著者さんと駆け回った気になり、描かれた全てを思い出してじんわり泣けます。そしてサバクトビバッタの生態に詳しくなっています。

こんな本をいつか作ってみたい! こんな青春の中で生きたい!
と超絶に憧れた、光文社新書、私の一冊でした。



この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

よろしければサポートをお願いいたします。もっと読んでいただけるコンテンツを発信できるように、取材費として大切に使わせていただきます!

いい本とのいい出会いがありますように!
13
新刊、イベント情報ほか、ぜひ手にとっていただきたい既刊本のご紹介や注目の連載をアップしていきます。お気に入りの光文社新書について書かれたnoteをまとめたマガジン「#私の光文社新書」は、アイコンのキャラクター「アランちゃん」ともども投稿をお待ちしています!

こちらでもピックアップされています

光文社新書の人びと
光文社新書の人びと
  • 95本

新書編集部に在籍する8名が書いたnoteをまとめたマガジンです。部員がどんな人であるか、どんな本をつくっているのか、記事からちょっとした横顔がのぞけます。たまに、光文社新書に関わる別部署の社員も登場します。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。