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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.60

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『トニオ・クレーガー』→『恋愛学で読みとく文豪の恋』

担当の自己採点★★ この小説に限らず、マンという人は女性を心底恐れていたって気がしますね。


『ボートの三人男』→『21世紀落語史』

担当の自己採点★★★ 追悼番組では「芝浜」ばかりが取り上げられていましたが(もちろん「芝浜」は素晴らしすぎるのですけど)、談志師匠十八番のネタには「やかん」もありますよね。そういうば『世間はやかん』なんてご著書もありました。弟子の志らく師匠によると、「談志といえば『金玉医者』」らしいですが笑


『ラ・ボエーム』→『謎とき 村上春樹』

担当の自己採点★★★★ 春樹さんが書いた青春の終わりについては、小説以外ではそのもの「青春と呼ばれる心的状況の終わりについて」というエッセイがありました(『村上朝日堂 はいほー!』新潮文庫所収)。春樹さんが40歳前に書かれたものですが、本当に「らしい」内容なので、よかったらご一読ください。


『フロイト、無意識について語る』→『おどろきの心理学』

担当の自己採点★★ フロイトの著作をこういう感じに分けて文庫化するというのはいいアイデアですよね。昨年怒涛の三連発で発売された夢、性愛、無意識についてのアンソロジー三部作、ぜひご覧いただければと思います。


『未成年』→『『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』

担当の自己採点★★★ いわゆる5大長編のなかで最後に手を出しましたが、いちばんドストエフスキーのヤバさが出ているというか、まあ陰鬱ですよね笑  しかし妙にハマる作品でもあります。


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