#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.11
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『消えた心臓/マグヌス伯爵』→『愚か者、中国をゆく』
担当の自己採点★★★ 個人的に南條竹則さんのお仕事では、チャールズ・ラムの『エリア随筆』とチェスタトンの一連の新訳のファンですが、『満漢全席』とか『中華美食紀行』も最高なんですよね。読後にギョウザが食べたくなります(笑)。「時節柄のニュース」とは、中国で大雨が続いていた、といったことだったかな…?(たぶん)。
『ねじの回転』→『村上春樹はノーベル賞をとれるのか?』
担当の自己採点★★★★ …というツイートしてから7ヵ月後、カズオ・イシグロの最新作『クララとお日さま』が発売されました。すでに映画化も決定しているようですが、クララ、ジョジー…気になる配役はどうなりますか。脚本は、『マッドメン』のダーヴィ・ウォラーに決まったみたいですけどね。
『怪談』→『猫を助ける仕事』
担当の自己採点★★ …いまだ心が綺麗である確信を持てないでいるので、引き続き精進します。
『フランス革命についての省察』→『訓読みのはなし』
担当の自己採点★★★★ 告白しますと、初めてこの書名を目にしたのは高校の世界史の授業だったと記憶していますが、お恥ずかしながらその後本を手にとるまで「しょうさつ」だと思いこんでいました。音読みの呉音・漢音・唐音の違いは奥深いですね。個人的体験に基づく、デカルトばりの「省察」の末に生まれたツイートでした。
『傾城の恋/封鎖』→『恋愛障害』
担当の自己採点★ これはあまり気の利かない返しでして、せめて光文社新書の一連の広島カープ本で応答すべきでした…。精進します。張愛玲の小説は初体験でしたが、もっと他にも読んでみたい!ちなみにこの書名は、「けいせい」ではなく「けいじょう」!