【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.31
吉田新一郎『「学び」で組織は成長する』
これまでは上にいる者があたかも全部を知っているが如く装い続けていたことは事実で、ある程度の勉強不足は明らかにした上で、それを補うために学び続けていることをモデルで示すことは、完璧を装い続けることよりもはるかに効果的な方法だ。
岡康道『勝率2割の仕事論』
流れるようなプレゼンは却ってマイナスだと思う。相手にこちらの考えが、深く浸透していかないことが多いからである。いい企画は、見れば一目瞭然。おもしろい企画をつまらなく説明することなどできない。
高林喜久生『「今年も阪神優勝!」の経済学』
タイガースの存在は、女性によくたとえられる。一八年間、思い続けた人がようやく結婚を約束してくれた。結納も交した。だが式の当日、本当に相手が来てくれるまでは安心できない。二〇〇三年シーズンはそういう心境だった。
山際素男『踊るマハーバーラタ』
古代インドの科学文明の水準は世界最高峰にあったといっても過言ではない。
この高い文明を継承しきれず、"暗黒の千年"といわれる時期をブッダ時代まで続けてきたのは、実人生の実際的知識、手工芸、職人、労働者階級の役割を蔑視し続けてきたバラモン至上主義と深く係わっている。
石井光太『日本人だけが知らない日本人のうわさ』
国際的な緊張が高まるにつれて、外国の人たちはどのような噂を語り合い、信じ、誤解をするようになるのでしょうか。その根元にあるものに目を向けることで、私たちがこれまで見ようとしてこなかった日本の現状に気がつくこともあるはずです。
日下部五朗『健さんと文太』
いつも崖っ縁にいる気持ちでやれば、ヒットを出し続けることができるのかもしれないが、われわれは悲しいかな、目の前に危機が及んでこないと、本気のスイッチが入らない。あさはかだが、その繰り返しなのである。
村上由美子『武器としての人口減社会』
人口減少は、近い将来、アジア諸国、特に中国、韓国などが必ず直面する問題です。日本が課題先進国として有効な政策を見いだすことができれば、これら近隣諸国の参考になります。