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警察官の肩書は摩訶不思議――古野まほろ著『警察官の出世と人事』がその謎を解き明かす!

光文社新書編集部の三宅です。警察小説や刑事ドラマ、皆さん、大好物ですよね。私も大好きです。そして、そういう小説やドラマには、いろいろな肩書が登場します。警視、警部、警部補、巡査部長、巡査などはよく聞くと思います。それとは別に、本部長、部長、参事官、次席、次長、理事官、管理官、課長、係長といった肩書も目にしたことはありませんか? 前者の警視、警部~巡査というのは警察官の「階級」です。これは比較的わかりやすい。後者の本部長、部長~課長、係長というのは警察官の「ポスト(職制)」です。全ての警察官は、階級とポストの両方を持っています。では、この2つの関係はどうなっているのか? それが警察官の育成と組織づくりにどう機能しているのか? その謎を解き明かしたのが、元警察官僚の古野まほろさんの新刊『警察官の出世と人事』です。1月21日の日経新聞夕刊で、中沢孝夫先生が本書を「数値化できない仕事の評価を含め、お巡りさんたちのさまざまなレベル・区分を明らかにしながら、その出世と人事が語られている。普通の会社の人事担当者必読。」と評してくださいました。「警察にはあまり興味ないなあ」というビジネスパーソンにも、きっと面白く読んでもらえるはずです。本記事では、『警察官の出世と人事』のサワリをちょっとご紹介します。古野さんの独特の文体もお楽しみください。

序章 警察における出世の関数

主たる検討の対象

 本書では、警察官がどのように「出世」してゆくのか、及び、その「人事」はどのように行われるのかを概観します。

 ここで、「人事」は別論、「出世」という言葉はいささか曖昧で多義的ですが、本書ではごく一般的に、どうやって組織における地位を上げてゆくかという意味でとらえます。

 また、微妙に注意しなければならないのは「警察官」という言葉です。本書では主として、各都道府県が行う警察官採用試験に合格し巡査を拝命した警察官――いわゆるノンキャリアの警察官を採り上げます。言い換えれば、我が国警察における警察官の99%以上を占める、各都道府県警察で採用された警察官を採り上げます。更に言い換えれば、我が国警察における警察官の1%未満――時に0.2%程度――しか存在しないいわゆるキャリアの警察官については、99%以上の側の説明があらかた終わった時点で、終章にて、それと比較しながら大まかに採り上げます。ちなみに、右の「都道府県警察」については、時に説明の便宜のため「県警察」「県」等々と略称しますが、そこに都警察・道警察・府警察が入るかどうかは、文脈によりますし、あまり細かく気にしていただかなくてもよいと思います。

 なお、本書が採り上げるのは「警察官」ですので、各都道府県警察において勤務している警察職員であっても、警察官の身分を持たない「一般職員」は検討の対象外とします。その主たる理由は、一般職員は階級を持ちませんので、その出世関数は、警察官のそれとは幾許か異なるからです。

 ここで、通常、警察官の出世・人事というと、巷間、リニア新幹線にも喩えられるキャリアのそれが主として論じられるケースが多いように見受けられます。それも道理です。言葉の選択はともかく、華やかであるとともに批判しやすいからです。またドラマ、映画、小説、マンガといったかたちでの警察エンタメにおいても、「キャリアノンキャリア」という図式が採用されやすく、そうしますと、どうしても、より派手で特殊な属性を持つとされる方に興味がゆきがちでしょう。

 しかしながら、重ねて、我が国警察における警察官の99%以上を占めるのは、各都道府県警察で採用されたいわゆるノンキャリアの警察官です。ところが、右の警察エンタメを概観しても、その生態が充分に理解されているとは必ずしも思えません。むしろ昨今では、いろいろいじりやすい――小説的に言えばキャラを立てやすい――キャリアの生態の方が、それが正確かどうかは別論、一般社会に知られているという逆転現象さえ生じているようにも見受けられます。

 とはいえ、割合の問題を措いたところで、我が国警察を実際に動かしているのは各都道府県警察で採用された警察官の側です。いわゆる第一線の警察官です。それはそうです。読者の方が何らかの用事で交番・警察署を訪れたとして、そこにキャリアの警察官が勤務している――などということはまずありません。また、何らかの用事で警察本部(各都道府県警察の本社)を訪れればそこには数人のキャリアが生息しているでしょうが……それは一般社会でいう社長・副社長・部長等ゆえ、これまたその勤務を現認することはありえないでしょう。ここで、どこまでを警察行政の「第一線」ととらえるかは難しい問題ですが、仮にそれを「市民と接触する前線」ととらえるのなら、常態として警察行政の第一線で勤務しているのはすべて各都道府県警察で採用された警察官であって、キャリアの警察官ではありません。いつも読者の方を始めとする市民と接触しながら=いわゆる「ストリートレベルで」警察行政を担っているのは、巡査として採用され、巡査から叩き上げてゆく各都道府県警察の地元警察官です(なお、ストリートレベルというのはいわば現場性・第一線性を指す言葉で、必ずしも例えば街頭の/外勤の警察官を意味しません)。


 こうした、現場の最前線に立ちながら法令・制度・施策の現実の実施に当たる「ストリートレベルの」警察官については、これまでにも様々な研究成果があり、またそれは洋の東西を問わないものですが……それでもなお、我が国警察の警察官の具体的在り方については、研究されるべき/論じられるべき点が多々あるように感じられます。特に警察という組織は、その好むと好まざるとにかかわらず「秘密」が多いため、警察部外からその生態を研究等するのは、いささか敷居がたかい会社でもあります。またその生態は、警察部内に身を置きその文化を体感しておかないと、必ずしも適切に理解できないものでもあります。

 これら諸点を踏まえると、「ストリートレベルの」警察官にあっては、なんとなくイメージできるものの詳細は不明、実際に幾度か接触しているけれど正体はよく分からん……というのが、市民の側の最大公約数的な現状ではないでしょうか。

 例えば交通事故の被害に遭ったとき、警察署で対応してくれた「25歳の交通課の主任さんの巡査部長」とは組織内においてはいったい何者なのか。同様に、自宅の窃盗事件を担当してくれている「38歳の刑事課の係長さんの警部補」とは組織内では何者なのか。はたまた例えば、警察不祥事のニュースで視た、盗撮をやらかした「50歳の地域課の巡査長」とはいったい何者なのか――実はこれらの属性だけで、警察の生態と文化とを体感した者なら「ああ、成程」と思うところがあるのですが、市民の側からすれば、たとえ名刺をもらったとして、そこからさほど有意な情報を導き出すことはできないでしょう。

 そこで。

 ストリートレベルの警察官論の論点は多岐にわたりますが、本書においては、各都道府県警察で採用された警察官=第一線で勤務する99%以上の警察官の、「職業的なライフサイクル」を検討してみたいと思います。端的(たん てき)には、第一線の警察官は、どのような『出世関数』に基づくどのような『出世双六(すごろく)』をへて組織における地位を上げてゆくかを検討します。裏から言えば、それがどのような『人事』によって実現されるのかを検討します。その目的は、次のとおりです。

本書の目的

 本書の目的は、次のとおり4つあります。

 第1に、堅い言葉でいえば、警察と市民との親和性をたかめること。対象についての理解を深めることは、対象との親和性の向上につながり得ます。例えば、個々の警察官が組織においてどのような位置付けにある警察官なのか。その職業的ライフサイクルは、概ねどのようなものであったのか。そうした情報に触れることで、一般名詞でしかなかった「警察官」という存在に、様々な色づけ味つけがなされるでしょう。それは読者の方の知的好奇心を刺激し、個々具体的な警察官に対する興味関心、ひいては親しみにつながってゆく可能性があります(「出世」「人事」は我が国において勤め人をやっておられる数多(あま た)の方共通の関心事項でもあります)。警察OBである私としては、だから市民と警察の橋渡しをしたいと強く念じている私としては、それを期待するところ大です。

 第2に、警察という特殊な部分社会におけるシステムを御紹介することによって、読者の方御自身の知るシステムとの比較を行っていただきたいこと。またその結果として、在るべきシステム、合理的なシステムをシミュレイションしていただきたいこと。ここで、警察というのは極論、ヒトを相手にする会社でそれだけです。警察官の仕事というのは、これも極論、それが被疑者であれ参考人であれ不審者であれ地域住民であれ、ヒトを相手にする仕事でそれだけです。そしてヒトを相手にするのはもちろんヒト、警察官です。ゆえに警察は、ヒトの教育訓練=教養にいわば血道を上げます。いえ、採用から退職にいたる職業的ライフサイクルのあらゆる段階において、ヒトという警察唯一の財産を徹底して鍛え上げ、戦略的に運用しようとします。本書のテーマは「警察官の出世」ですが、それは裏を返せば「警察官の人事/警察官の教養」で、これらはコインの裏表でしょう(繰り返しのようになりますが、地位を上げてゆく警察官の視点からは「出世」で、その警察官の地位を上げさせる組織の視点からは「人事・教養」となります)。要するに、警察官の出世に係るシステムを検討することは、警察官の人事・教養に係るシステムを検討することと同義です。そして右のとおり、警察組織はヒトの育成・運用に異様なまでの情熱を懸けていますから、「個々の警察官が具体的にどう出世してゆくか?」は要は、「警察組織は個々の警察官を具体的にどう育成しようとしているか?」と同義です。私は元警察官/警察官僚ですので、警察のそうしたシステムを合理的なものと(今も)考えていますが、それを具体的に読者の方へ提示・説明したとき、読者の方がどうお考えになるのか興味があります。例えば御自分の属する/属していた組織と比較してどうか。はたまた自営業等の方なら(私も今はそうです)、御家族や一般の社会常識からしてそれをどうお感じになるか。制度論のツボは、キモとなる部分の比較論だと思います。本書では、そのキモとなる部分を詳しく見てゆきます。

 第3に、「警察官の出世と人事」に係る概説書については、一定層の、それなりに強い需要があること。例えば、これから警察官になろうとしている若い方々。例えば、先のような警察エンタメを好まれる方々。こうした方々にとって、その求める具体的な情報がまとまった概説書は有益となりえます。ここで、最近はどの都道府県警察も優秀な人材の確保に血道を上げていますから――といってもそれは既に見たように警察組織の自己強迫的なDNAであり常態なのですが(ヒトしか財産がない)――各都道府県警察のサイトを開けば、具体的な採用情報であふれています。階級の説明、お給料の説明から、果ては具体的な職業的ライフサイクルの図示まで、私が就職活動をした頃と比べれば隔世(かく せい)の感があるほどの情報が、警察組織自身によって、大々的に広告宣伝されています。しかしながら、それは「採用する側」の自己開示あるいはプレゼンテーションであって、まさか虚偽はありませんが、敢えて黙っていることもあれば、行間に埋めてしまっていることもあります(自社の広告宣伝ゆえ、それは当然のことですが)。端的には、「素晴らしいことは解るけれど、何か裏がありそうな気もする……」といった印象も受ける内容となっています。重ねてそれは当然で、それを批判しようとは微塵も思いません。とはいえ、より客観的に/第三者的に、はたまた市民目線で見たとき、「何かここが意図的に解りにくい……」「ここに記載されていないことが知りたいんだけど……」「何故ここから先は書いていないのかな……」等々と思わない方はたぶんおられないだろうとも思います。特に、警察という会社に就職しようという真摯な願いを持った若い方々はそうだと思いますし、警察という会社をもっと理解したいという興味関心をいだいた、警察エンタメを好まれる方々もまたそうだと思います。本書はそうした御疑問にお答えするもの、体系的・総合的な理解に資するよう行間を埋めるものです。

 第4にして最後ですが、これはいささかニッチでして――作家その他のクリエイターの方々が警察設定に迷ったとき、すぐれて「都道府県警察採用の警察官」「都道府県警察の地元警察官」「いわゆるノンキャリアの警察官」の生態に迷ったとき、その設定の一助となるよう配意しました。これまた、ネットでは様々な情報があふれていますが……私自身作家ゆえ自分の経験からすれば、たやすく入手できる情報はあまり役に立ちませんし、正確に・詳細に理解しようとすれば数多の行政文書を解読しなければなりません。それは正直、役人経験がなければ不可能に近いことです。そこで本書では、数多の行政文書を解読することなく、また警察における勤務経験が一切なくとも、右のような生態が具体的に、かつできるだけ正確に理解できるよう配意しました。ここで、私自身、警察のことしか解りませんので、例えば「消防吏員」「海上保安官」「麻薬取締官」といった人々あるいはその部分社会における生態が体系的・概説的にまとまった書籍がないかなあ……と思うことがよくあります。だからこそ、私が警察のことを何も知らない/ほとんど知らない身になったらこれは知りたいだろうなあ……と思われる内容を取りまとめました。

 右の第1ないし第4が、本書の目的です。

本書の構成

 本書は、主として5の要素について解説をします。

 その5の要素は、「警察官の出世関数」「警察官の人事関数」における主たる変数です。

 具体的には、「階級」「職制」「専務」「実績」「その他」の5変数です。

 本書はこのそれぞれについて、それぞれが「警察官の出世」にどう影響するのかを具体的に概観してゆきます。パッと御覧いただいて、イメージがわく要素もあれば、そうでないものもあるでしょう。なおここで、本書は主として、各都道府県警察において巡査として採用された警察官を――第一線の/地元の/ストリートレベルの警察官を――検討の対象としていることを思い出してください。それを中心とした説明をする理由はシンプルで、そちらの方がシステムとして複雑であること、またそれゆえに、そちらの説明を終えておけば、いわゆるキャリアの出世を論じるのが甚だカンタンになるからです(よってキャリアの出世と人事については、再論ですが、終章で「まとめ」のように取り扱います)。

 ちなみに右の5変数にあっては、それぞれがそれぞれと複雑微妙に絡み合っていますので、説明の順序は優劣を意味しません。敢えて言えば、説明が解りやすくなる順序で組み立てました。それぞれがどう絡み合っているかは、無論文中で解ります。
 ――能書きは以上です。

目  次

序 章 警察における出世の関数

主たる検討の対象  
本書の目的  
本書の構成

第1章 警察官の出世と階級

出世と階級──概論  
・警察には、いくつの階級があるのですか。
・ある警察官の階級は、何を、あるいはどこを見れば分かりますか。
・どの警察官も、最後の階級まで上がれるのですか。
・何故、ノンキャリアの警察官の最終の階級は、警視長なのですか。
・ノンキャリアは、昇任試験に合格し続ければ、警視長にまでなれるのですか。
・ノンキャリアは、昇任試験を受けないでいることもできるのですか。
・昇任試験を受けないでいると、どこまで昇任できますか。例えば年功の要素はありますか。
・例えば勤続20年、勤続30年でも、それに応じて階級は上がらないのですか。
・実際に、巡査長で退職する警察官もいるのですか。また巡査部長等についてはどうですか。
・どの階級で退職を迎える警察官がいちばん多いのですか。
・すると、警部補まで出世すれば、平均的で人並みだということでしょうか。
・管理職という言葉が出ましたが、警察における管理職とはどのようなものですか。どの階級から管理職なのでしょうか。
・そうすると、警察において階級を上げるというのは、「幹部」を目指したり、「管理職」を目指したりするため、ということでしょうか。
・警察においては、階級を上げること=出世、と考えてよいですか。
・警察において、階級を上げることのメリットは何ですか。
・階級を上げるうえで、男女の差別はありますか。
階級を上げる仕組み  
・階級を上げるには、昇任試験を受けて合格すればよいのですか。
・それぞれの試験とか選考とかは、どう違うのですか。
・結局は「昇任選考」があるので、年功によって階級を上げることもできるのでは。
・警察の全ての階級について、昇任試験があるのですか。
・警視正以上の昇任はどう決められるのですか。
・警察の昇任試験は客観的なのですか。縁故や情実の可能性はあると思うのですが。
・階級を上げる仕組みは解りましたが、階級を下げる仕組み、階級が下がる仕組みはありますか。
職業的ライフサイクル──階級の観点から  
・各都道府県警察で採用されたノンキャリアの警察官は、平均的には、どのように階級を上げてゆくのでしょうか。目安となる年齢などはありますか。
・階級ごとの、実際の平均年齢とかは分かりますか。それぞれの階級で働いている警察官の年齢は、実際には何歳くらいになるのでしょうか。
・ノンキャリアがトップスピードで昇任を重ねたとすると、何歳でどの階級になれるのでしょうか。
・そうなると、既に最初の巡査部長試験のときから、「将来のエース」「役員候補」というのは分かってしまうのでしょうか。そのときに、もう将来の出世が見えるのでしょうか。
・ならば、管理職の関門をくぐることが警察官の出世ですか。
・ノンキャリアが最短合格・最短昇任を実現したとしても、キャリアと比べれば出世スピードはとても遅いのですよね。
階級の優劣  
・階級は絶対的なものですか。階級が下の警察官が、階級が上の警察官に命令をすることはありますか。
・階級を上げて出世すると、他にどんな苦労がありますか。
・同じ階級にまで出世した警察官は、誰もが同格なのですか。
・階級は全国共通で一緒なのでしょうか。また、警視庁と他の警察、あるいは大きな県と小さな県で、偉さの違いのようなものはありますか。
・1つの都道府県内で、階級の「偉さ」に違いはありますか。例えば警察本部の刑事はエリートだと聞いたことがあります。
・警察庁のキャリアと現場警察官で、階級の「偉さ」の違いはありますか。

第2章 警察官の出世と職制 

警察官の「職制」とは
・警察官の職制とは何ですか。
・課長や部長がいるというのは、特にめずらしいことではないと思いますが、何か警察ならではの特徴があるのでしょうか。
・今は警部の例でしたが、「階級」と「職制上の段階」は、より具体的にはどのように連動しているのですか。
・警察官の出世については、階級でなく就いているポストを見ろということですか。
・職制で見たとき、警察官はどこまで出世できるのですか。
・とすると、巡査長で退職する警察官もいるわけですから、それは「係員級」で退職するのと同じことですね。
・なら、現場肌・職人肌の、管理職を目指さない警察官は、だいたい「係長級」で退職することになりますね。
・部長級・課長級・課長補佐級・係長級・主任級・係員級という、「職制」の考え方は解りましたが、実際の警察の現場において、それがどのように運用されているのかは全然解りません。また、管理職には多くのポストがあるとのことでしたが、その実態もまだ解りません。
職制から見た警察──交番の編制  
職制から見た警察──警察署の編制

職制から見た警察──警察本部の編制
職制による警察官の「上下関係」 
・警察には様々な職があること、その職は一定のルールによって編制されていることは解りました。それらの職につくに当たっては、人事上、試験や審査はありますか。
・職名が全く一緒なら、出世を考える上では、全く対等と考えてよいですか。
・所属の規模によって出世に優劣がつくというのは、どういうことですか。
・警察本部・警察署・交番の別でも出世に優劣がつくそうですが、それは何故ですか。
・「重点課題」などによっても出世に優劣がつくそうですが、それは具体的にどういうことですか。

第3章 警察官の出世と「専務」

警察における「専務」とは?
・専務というと会社の役員をイメージしますが、警察における「専務」とは何ですか。
・専門的な仕事そのものや、それをする警察官が「専務」ということですか。
・なら、警察にはどんなジャンルがあるのですか。
・最も狭い意味での専務、というのはどういう意味ですか。
・確かに刑事とか交通とかいう言葉は聞きますが、しかし少年警察とか暴力団対策といった言葉、あるいは公安といった言葉も聞いたことがあります。それらは「専務」ではないのですか。
・135頁の図を見ると、地域部長という職がありますが、そうすると地域という専務もあることになりませんか。
・何故、交番や駐在所は専務とみなされないのですか。
・外勤という言葉からすると、外回りをする警察官が地域で、警察署で勤める警察官が専務ですか。また、それは制服警察官と私服の刑事の違いということでいいでしょうか。
専務の見えざる手──人事、出世、身分
・専務の方が、出世の観点からは偉いのでしょうか。
・すると、警察では、専務にならなければ出世できないのですか。
・ある警察官が専務になるには、どうすればいいのですか。
・専務員試験では、どのような試験をするのですか。
・専務員試験に合格すると、その後の人生はどうなるのですか。
・専務に「終身雇用」されると、具体的にはどのような人事がなされるのですか。
・一般社会からは全然見えないのに、専務は何故そこまでの権力を持っているのですか。専務の自治権の強さはどこから来るのですか。
専務のパワーバランス  
・専務は生活安全・刑事・交通・警備とのことですが、そこに優劣はありますか。
・しかし警察エンタメを見ると、やはり刑事が花形のように思えますが。
・優劣はなくとも、影響力には差があるのですか。
・総務と警務が管理部門とのことでしたが、管理部門ならエリートコースではないのですか。また、どうやったら管理部門に配属されるのですか。
・専門分野が違ったり、主流派が生まれたり、ポスト獲得競争があるのなら、出世や人事をめぐって、対立や抗争が生じませんか。

第4章 警察官の出世と実績・年功等

警察官の「実績」をどう見るか  
・よく、交通取締りにはノルマがあると言われますが、そもそもある警察官の実績はどのように評価されるのですか。警察官の実績とはいったい何でしょう。
・警察官の実績評価は、どのように出世に影響しますか。
・個々の警察官の実績を評価するのは誰ですか。
・交番部門と専務で、実績の評価の仕方が違うのは何故ですか。
交番部門の実績評価  
・具体的に、交番の警察官の実績はどう評価されるのですか。よく「交通取締りにはノルマがある」「ノルマがあるから職務質問ばっかりやるんだ」という話を聞きます。
専務の実績評価 
・専務員になった警察官の実績は、どのように評価されるのですか。
警察における年功  
・これまでの階級・職・専務の話をまとめると、警察では、年功は重視されていないと考えてよいですか。
警察官の出世をめぐるその他の変数  
・これまで階級、職制、専務、年功といったものから警察官の出世を見ましたが、警察官の出世に影響する要素は他にもありますか。
・出世に運がからむのは普通のことと思いますが、警察では具体的にどのようにからんできますか。
・「事故」が警察官の出世に影響を与えるというのはどういう意味ですか。その「事故」とはどういったものですか。
・警察不祥事が警察官の出世に影響を与えるというのはどういうことですか。
・警察にも派閥があるのですか。あるとすればどんな派閥ですか。

終 章 警察キャリアの出世と人事 

警察キャリアの階級等  
警察キャリアと職制  
警察キャリアと〈専務〉 



  



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