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2020年シーズンの巨人軍の9月振り返り(投手編)

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)が巨人軍を徹底分析。
今回は、9月の巨人軍の戦いを振り返ってもらいました。

連勝を伸ばした無敗のエース菅野智之

今年の先発陣はなんといっても、エース菅野智之の連勝記録に注目が集まっている。9月も記録は途切れなかった。

自身11連勝かつチームに優勝マジックを点灯させた9月15日の阪神戦では、ストレートのスピードがなかなか上がらず、本調子とは言えない状態だった。しかし打線が不調の菅野をフォローするかのように阪神先発の高橋を攻め立てて、岡本のタイムリーで追いつき、大城が勝ち越しとなるタイムリーを放ち逆転勝利した。

22日の広島戦でも、4回に長野久義のホームランで逆転された場面があったものの、3失点にまとめてチームの勝利に貢献した。9月の菅野は、7月や8月と比較すると調子がやや下降したのに伴い圧倒的な成績ではなかったが、それでも3勝をあげた。

今年の菅野は、技術的な実力はもちろんのこと、それ以上に負けないことや勝利を呼び込んでいる姿が印象的だ。データ的な観点から取り上げられる(低調だった昨季からの)揺れ戻しではなく、ピンチの場面など要所で「ギアチェンジ」をしたピッチングでほぼ確実に抑えている。それによって、自軍の打線も乗せていくことができていると考える。9月終了時点で菅野がメインで登板している13連勝中の火曜日の戦い方は、間違いなく今年の巨人軍の驚異的な強さに繋がっている。

ディフェンス力の固さで投手陣をカバー

今年の巨人軍は、投手力はもちろんのこと、野手のディフェンス力も非常に高いレベルである。全盛期と比較すると衰えがあるものの、球界トップクラスの遊撃手として君臨している坂本勇人と、驚異的な守備範囲を誇る吉川尚輝のセンターラインを中心としたディフェンス力は12球団トップクラスだ。

優勝した2014年も3割打者はいないものの、ディフェンス力と投手力の高いチームであり、今シーズンと類似したチームカラーだった。

※恐れ多いが開幕から約1ヶ月で2014年の類似性に着目していた

今シーズンからフルシーズン三塁手として固定されて出場している岡本和真も、バント処理などのチャージには難があるものの、左右の打球処理もレベルアップしている。

特に、吉川尚輝は9月に入ってから動きが良くなった傾向があり、このまま離脱せずにシーズンを戦い抜いたら本人にとっても大きな自信になるのではないだろうか。吉川が不調だった開幕当初に見られた、湯浅大や北村拓己の二塁手としての起用も、彼に対していい影響を与えたに違いない。

※ディフェンス力の固さや2014年との類似性は先月の振り返りでも触れている

今後は離脱したメルセデスと大竹寛の復帰が鍵に

今の巨人は非常にチーム状況がよいと言えるが、投手の離脱が目立っているのは気がかりだ。先発ローテーションとして試合中盤まで上手く試合を作れるメルセデスと、ブルペン陣の柱の大竹寛が怪我で離脱した。この2選手は開幕前も離脱していたが、復帰した際の影響力は凄まじいものだったため、非常に痛い事態だ。

メルセデスは、昨年のクライマックスと日本シリーズでは、巨人軍の先発の中で最も結果を残している。これまでの5回から6回までのゲームメイク力を見ると、シーズン以上に短期決戦で非常に重宝される選手であると考える。

大竹も、右投手が手薄な中継ぎ陣の柱として活躍していた。両端を上手く使い、ピンチの場面で併殺を奪う能力は抜けているため、短期決戦までの復活は急務だ。

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