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まんが連載スタート【第1話】押川先生!「抗がん剤は危ない」って本当ですか?|押川勝太郎×おちゃずけ

修正_登場人物紹介

『2人に1人はがんになる時代』は確実に来ています。
でも、どこか、自分だけは大丈夫……と思ってしまうのが、人の常。
この連載は、そんなある若い夫婦が、現役腫瘍内科医である
押川勝太郎先生のアドバイスのもと、妻の乳がんに立ち向かう物語です。

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【第1話】押川先生!「抗がん剤は危ない」って本当ですか?

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はじめまして。まんが家のおちゃずけです。

「がんは怖い! 抗がん剤はもっと怖い!! がんになっても、抗がん剤だけは絶対に使わない!!」

私自身、ずっと、そう思っていました。

ダイエットが趣味で、オーガニックなものが大好き♡
愛読書は『家庭でできる自然療法』。

そんな私にとって、「抗がん剤は、体に毒を入れるようなもの。免疫力が下がって、かえってがんに勝てなくなる」との説は、とても納得のいくものでした。

・・・そんな私の意識を変えたのは、知人の乳がん闘病と死。

まだ幼い子どもを抱えた知人は、乳がんの告知に果敢に立ち向かい、抗がん剤治療にも積極的に励んでいました。

そんな彼女は、ある代替療法と出会ったことで、それまでの治療を放棄し、その代替療法にすべてを賭けます。

はじめのうちこそ、生き返ったように元気になった彼女でしたが、あっという間に状況は暗転、再び病院に戻た時には、がんはさらに進行し、手がつけられず・・・。
1週間後に亡くなりました。

彼女の姿を通して、がん治療の難しさを改めて教えてもらいました。

そして私自身、恐怖から、がんについていつまでも目をそらすのではなく、その正体をしっかりと見極めてみたいと感じました。

そんな時に出会ったのが、腫瘍内科医の押川勝太郎先生「がんの防災」という考え方でした。

「2人に1人ががんになる時代。つまり、私たちはがんになるものだと覚悟すべきです」と押川先生は語ります。

そして、
「だからこそ、がんになった時に慌てて、がんについて学ぶのではなく、体力のある時に、正しい知識を身につけ準備することが大事である」
「いつか必ずやってくる”災害”ともいえる、がんに備えることが、がんの防災の意味です」
と。

恐怖は、戦うべき相手の正体が見えないとき、余計に強くなります。

逆に、相手の正体を見切ったとき、その戦い方も明確になり、生き延びる確率は格段に上がるのです。

この連載は、私自身が、がんを知らないことからくる恐怖を克服するために、押川先生に取材を重ね、描かせていただきました。

このまんがが、みなさまのお役に立てれば嬉しいです。

※参考動画紹介①
病院では教えてくれない抗がん剤治療の新常識2018 web セミナー


※参考動画紹介②
患者を味方に付けるがん支持治療2020年版


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押川勝太郎先生 プロフィール
消化器内科・腫瘍内科医師。抗がん剤治療と緩和療法が専門。1995年宮崎大学医学部卒。国立がんセンター東病院消化器内視鏡部研修医を経て、2002年より宮崎大学附属病院第一内科にて消化器がん抗がん剤治療部門を立ち上げる。09年から宮崎県全体を対象とした患者会を設立し、現在NPO法人宮崎がん共同勉強会理事長。
著書に『新訂版 孤独を克服するがん治療:患者と家族のための心の処方箋』(サンライズパブリッシング)がある。
Youtubeにて「がん防災」のための動画多数
『がん防災チャンネル・現役がん治療医・押川勝太郎』


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おちゃずけ プロフィール
まんが家。出産をきっかけに、自然療法、オーガニック食材にはまる。愛読書は『家庭でできる自然療法』(東城百合子著)。押川勝太郎先生との出会いで、現代の医療について学び直し中。著書に『最終ダイエット「糖質制限」が女性を救う!』『まんがケトン体入門』(ともに共著、光文社)、『10代のための もしかして摂食障害?と思ったときに読む本』(共著、合同出版)、『マンガで卒デブ』(共著、主婦の友社)、『理系パパのトホホな子育て』(中経出版)などがある。

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