優勝請負人・丸佳浩の必要性と存在感
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優勝請負人・丸佳浩の必要性と存在感

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)が巨人軍を分析。
阪神との3連戦から主軸の丸佳浩が1軍に復帰しました。さっそく全試合でヒットを放つなど復調を印象付ける内容。丸がチームに及ぼす影響を考察してもらいました。

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広島と巨人を優勝させてきた丸佳浩の功績

2018年のシーズンオフに広島から移籍してきた丸佳浩だが、巨人軍入団後の功績は計り知れないものがある。2019年、2020年と巨人からリーグ連覇できたのは、やはり丸の加入が大きな要因である。2019年は、チームの顔である2番坂本勇人と若き主砲の岡本和真の間となる3番打者として打率.292  27本塁打  89打点の好成績を残し、打線をつないだ。2020年も、シーズン序盤こそは不調だったものの、シーズン後半につれて調子を上げていき、打率.284  27本塁打  63打点を記録して連覇に貢献した。

2017年から2年連続でリーグMVPを獲得したクラスの選手であるからこの成績は当然とも言えるが、広島時代から東京ドームを得意としていたことも大きい。広島時代の2016~2018年は東京ドームで打率.314 4本塁打 19打点の成績を残しており、その点からも巨人への移籍は良い選択だったと当時から思っていた。そして巨人に移籍した19年も東京ドームでは打率.322  15本塁打  46打点の素晴らしい成績で、本塁打や打点など多くのスタッツの半分以上を本拠地で稼いだ。

また、チームに求められる打撃スタイルに適応するために自身の打撃フォルムを変えていく力も目を惹くものがある。広島での最終シーズンは打率.309  39本  97打点とキャリアを通じて最多の本塁打を放ったパワーフォルム型であった。だが、移籍後の2019年は2番に座る坂本勇人が40本塁打を記録したことや4番の岡本和真に挟まれていたこともあり、前年とは異なる、繋ぎも意識した打撃スタイルでシーズンを過ごした。とはいえ、坂本や岡本になかなか長打が出ない時期は丸自身が長打を狙いに行く場面もあり、状況適応力の高さを感じさせた。

丸が2軍落ちしていた期間のチーム状況

今シーズンの丸はなかなか調子が上がらず、6月5日に2軍落ちとなった。これ以降の巨人打線は、怪我で離脱していた坂本勇人と丸が不在の状態で交流戦を戦ったが、3勝4敗1分の借金1という成績に終わった。丸がおらず吉川尚輝も離脱した打線はクリーンアップに年齢的な限界がきつつある亀井義行が座ったり、一発があるジャスティン・スモークが避けられて後ろの打者と勝負する場面が目立った。下記は丸佳浩が不在だった試合のスコアである。

●4-6 対日本ハム 
●2-4 対日本ハム
△3-3 対オリックス
●1-3 対オリックス
●0-6 対オリックス
○5-1 対ロッテ
○11-4 対ロッテ
●4-5 対ロッテ

打線が面白いように繋がった試合こそ快勝しているが、接戦の試合はことごとく競り負けた。たとえ丸の調子が悪かったとはいえ、スタメンから外して調整させる方向でよかっただろう。丸の選手としての「格」は、間違いなく2軍落ちにさせるものではない。2軍落ちは過ちだったと断言したい。

阪神との3連戦から感じられた丸の存在感

交流戦が終わってから丸が復帰したことにより、現在の巨人軍のコア3選手が揃った。坂本勇人・岡本和真はもちろんのこと、ここに丸が共存することにより、他球団からは非常に嫌な打線になることは間違いない。

そして、阪神との3連戦で丸は全試合ヒットを放つだけでなく好守を見せるなど、存在感を見せつけた。さらに、22日のDeNA戦では、逆転3ランホームランを放つなど、マルチ安打を記録して勝利に貢献している。これまでのキャリアを鑑みても、シーズン後半につれて徐々に調子を上げていき、チームを救う存在になっていくだろう。

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