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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.40


角間惇一郎『風俗嬢の見えない孤立』

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プロ意識を持とうが持つまいが、どの店にも「もえちゃん」はいる。自分がドタキャンしても、すぐに別の誰かが代わりに客のところに行ってくれる。店をやめても特に誰かに引き止められるわけではない。
彼女たちはそんな、徹頭徹尾「何者でなくてもいい世界」を生きているのです。


武田双雲『「書」を書く愉しみ』

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かなの筆と墨と紙で書く書には、線の太さだけではなく、かすれ方や色まで日本人独特の感性が入りこんでいます。やはり「あいまい」なのです。これは意志決定力のなさとは違います。
このあいまいさに、ある種の美学を感じているのです。


山本博文『天皇125代と日本の歴史』

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教えられたものではなく、また自覚もほとんどしていないと思うが、ほとんどの日本人は、政治的立場の如何に関係なく、無意識的に国家の永続性を信じているのである。それをもたらしたのは、いつも天皇という存在があった日本の歴史そのものである。


深見浩一郎『IFRSの会計』

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世界基準は、理論で決まるわけではありません。それは会計基準も同じです。少しでも基準を自国にとって有利なものとする。それには基準開発にあたって開発者サイドで積極的にかかわることが最善の手段です。


岡田尊司『愛着障害の克服』

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愛着システムは、対人関係だけではなく、人々の生存や心身の健康を支える根幹にかかわる仕組みだということである。そこが不安定になり、うまく機能しなくなるということは、我々の心身の健康を守る仕組みが機能不全に陥りやすくなっているということである。


田坂広志『運気を磨く』

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何が起こったか。
それが、我々の人生を分けるのではない。
起こったことを、どう解釈するか。
それが、我々の人生を分ける。


大村大次郎『税務署の正体』

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現金商売では、脱税をしていて当たり前、という考え方が税務署にはあります。それは別に他人を疑っているわけではなく、今までのデータからそう言えるのです。




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