
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.39
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『ミドルマーチ』→『売れるキャラクター戦略』
クリック、ただ以下のURLをクリックさえしてもらえれば不朽の名作つながりを納得してもらえるはずなのでこちら🐨
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 23, 2021
📖いとうとしこ/売れるキャラクター戦略~“即死”“ゾンビ化”させない~ (光文社新書) https://t.co/C1QimM7MTZ#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/EGKmf4SBQb
担当の自己採点★★★ 「クリック」のオチは↓で確認してください。すみません笑。真面目な話をしますと、こちらの『ミドルマーチ』はぜひ読んでいただきたい新訳。掛け値なしの傑作です。浪人生時代に予備校のテキストで原文を知り、ちょうど世に出ていた講談社文芸文庫で感動してから早や幾年月。まさか自分の勤める会社からリアルタイムで出版されることになるとは夢にも思っていませんでした。
『マルテの手記』→『企画書は1行』
「一行の詩」ってとても素敵なフレーズだなと思いつつ、1行の企画書もなかなかのものなのでこちら🤓
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 26, 2021
📖野地秩嘉/企画書は1行 (光文社新書) https://t.co/FNawYi23d0#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/ekICYDxn0z
担当の自己採点★★★★ 望月通陽先生の装画は、本当に詩的ですよね。内容を知っている作品だと、これはあのシーンかな?とか、このことを指しているのかな?と想像力を刺激されて、改めてページをめくる楽しみをいや増してくれます。個人的に好きな装画は、1.『地下室の手記』、2.『ジュリアス・シーザー』、3.『タイムマシン』なんですが、角川文庫の太宰治作品の装幀も大好きです。
『人はなぜ戦争をするのか』→『戦争の社会学』
ヒトがもつ攻撃衝動から戦争を読み解くフロイトさんに対して、社会学的に戦争にアプローチしている一冊はこちら🪖
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 27, 2021
📖橋爪大三郎/戦争の社会学~はじめての軍事・戦争入門~ (光文社新書) https://t.co/IFkloxrJgw#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/smzXnTdkqE
担当の自己採点★★★★ これは我ながらまともに返した例だと思います。人はなぜ争うのか。そもそもから深く知りたいという方に。
『大尉の娘』→『強権と不安の超大国・ロシア』
光と影のコントラストがあまりに強いプーチン政権は、まさにプーシキンが描いたエカチェリーナ2世の治世とよく似ているのでこちら🇷🇺
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 28, 2021
📖廣瀬陽子/強権と不安の超大国・ロシア~旧ソ連諸国から見た「光と影」~ (光文社新書) https://t.co/u0VvHxOanz#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/Pe2tOIFuI6
担当の自己採点★★★ 国をゆるがす大規模な農民反乱が起きた時代を題材にする小説は多いですよね。この『大尉の娘』は「プガチョフの乱」ですし、『三国志演義』は「黄巾の乱」でした。あとは「ワット・タイラーの乱」が取り上げられるウィリアム・モリス『ジョン・ボールの夢』(晶文社)なんてのもありますが、こちらは作家お手製のイラストが使われた装幀が素敵です。
『コサック』→『ローカル志向の時代』
都会に疲れた人が辺境の地の自然に触れて新しい自分を見出す、という物語はやっぱり普遍的なんだなあということでこちら🇷🇺🐎
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) May 6, 2021
📖松永桂子/ローカル志向の時代~働き方、産業、経済を考えるヒント~ (光文社新書) https://t.co/3P1xnC2NLS#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/gj02rPuKnG
担当の自己採点★★★ 副題のとおり「コーカサス」で認識していましたが、最近は「カフカス」と表記することもあるみたいですね。他にも「グルジア」ではなく「ジョージア」だったり。『コサック』を読み、風景写真などを見ていると、死ぬ前に一度は訪れてみたい地域だと思わずにはいられません。