
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.9
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受けて、光文社新書がそれに「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当の「勝手な」ふり返り付き。
『ねじの回転』→『悩み・不安・怒りを小さくするレッスン』
家庭教師の女性がこの本を読んでいたら、もしかすると「幽霊」を見ることはなかったんじゃないかということで、眠れない夜にはこちら👻
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) July 27, 2020
📖 中島美鈴/悩み・不安・怒りを小さくするレッスン 「認知行動療法」入門 (光文社新書) https://t.co/yy99jr3n6b#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/yZ9EjRP4Cf
担当の自己採点★★ うーん、いまいちな応答でした。そういえば『ねじの回転』はブリテン作曲でオペラにもなっていますが、原作通りにこの音楽も「不気味」とか「冷気ただよう」なんて評されるやーつです(全曲聴くと決してそんなイメージだけではないのですが)。演奏は、まずは王道のコリン・デイヴィス盤をどうぞ。
『ゴリオ爺さん』→『野比家の借金』
日本のアニメでも、お金はとにかく大事だということがわかるのはこちら👀
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) July 28, 2020
📖 坂口孝則/野比家の借金~人生に失敗しないお金の考え方~ (光文社新書)https://t.co/tcQQxYXy8d#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/XoCK5ebvz4
担当の自己採点★★ こちらも返しの出来があまりよくなくて反省しきりですが、この帯のコピーは素晴らしいですよね。パッと思い出したのが、獅子文六『大番』(小学館文庫)。お金の魔力をしっかり描いた小説として、バルザックと併せておすすめです。
『純粋理性批判』→『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
広末涼子さんといえば、個人的に思い出されるドラマが『愛なんていらねえよ、夏』だったので、今日の一冊はこちら☀️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) July 29, 2020
📖 伊藤亜紗/目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) https://t.co/ATKD91o1xL#略称は夏#ホスト役は渡部篤郎 #勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/yHH9ElCaFx
担当の自己採点★★★ これはまあひねり出せたほうで、ドラマで盲目の少女を演じていたのが広末涼子さんなわけですが、それにしてもスゴいタイトルです。JAYWALK的と申しますか。#略称は愛夏 と入れるところを間違えてしまったので、★ひとつ減点しました。
『宝島』→『日本《島旅》紀行』
海賊の財宝は隠されてないかもしれないけど、同じくどこにも行けない夏にはこちら🏴☠️🏝
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) July 31, 2020
📖 斎藤潤/日本《島旅》紀行 (光文社新書) https://t.co/3gVODqJ2Sw#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/6YmERHFqPA
担当の自己採点★★★ 何処にも行けなくて…夏。
『酒楼にて/非攻』→『漢字三昧』
漢字に否定的だった魯迅も、読めばひょっとすると少しは考え直してくれたんじゃないかと思う一冊はこちら📕
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) August 3, 2020
📖 阿辻哲次/漢字三昧 (光文社新書) https://t.co/z0TJ86OFpG#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/wNTwBGkeor
担当の自己採点★★★ 漢字を清朝末期の「古い中国」の象徴と見なしたがために否定的だったということですね。なお、こちらの短篇集は、前半は魯迅が生きた当時の中国の民衆を題材にした小説、後半は墨子や老子が登場する歴史小説で構成されています。個人的には前半の「祝福」、主人公の僕のやれやれ感が印象的でした。