#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.56
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『悪霊』『サロメ』『にんじん』『方丈記』→『人生は凸凹だからおもしろい』
担当の自己採点★★★★ いつだってこんな返しをしていたい。
『恐るべき子供たち』→『健さんと文太』
担当の自己採点★★★ かなり強引な返しですが、日下部さんの遺されたお仕事は文句なしに偉大。だってあの『仁義なき戦い』ですからね。同じくご著書の『シネマの極道』(新潮文庫)と併せて、一連の東映映画ファンのかたは必読です。
『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』→『絶望しそうになったら道元を読め!』
担当の自己採点★★★ 絶望しそうになったらワーニャの最後のセリフを読みたいですね。道元については和辻哲郎のそのままズバリ『道元』(河出文庫)が、個人的にはおすすめです。
『老人と海』→『「孤独」という生き方』
担当の自己採点★★★ たしかに『老人と海』は若いときと歳を重ねてから読むのでは、読後感が丸っきり違いそうな本ですよね。というより、ヘミングウェイ自体がそういう作家であるような気もします。
『ペスト』→『となりのカフカ』
担当の自己採点★★★ 不条理の正体とは光文社新書のアカウント凍結騒動でした。非常に肝を冷やしました。いえ、カミュやカフカの作り出した世界には及ばないかもしれませんが、現代の不条理には違いないわけでして。みなさんもお気をつけて。