#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.40
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『神を見た犬』→『患者よ、医者から逃げろ』
担当の自己採点★★★ ブッツァーティとか、カフカとかカミュとか、このあたりを愛読していると、ちゃんと仕事したり社会生活を営んだりするのがバカらしくなるときがありますが、個人的にはそんなところが大好きです笑。特にブッツァーティはもっと読まれてほしい作家ですね。『タタール人の砂漠』(岩波文庫)、次は古典新訳文庫で出ないかなあ。
『ボートの三人男』→『笑わせる技術』
担当の自己採点★★★ 笑いを理論化する試みは、古くはベルクソンの『笑い』(古典新訳文庫から出ています)なんかがありますが、なかでも談志師匠の『現代落語論』は必読なんじゃないでしょうか。最上級の実践の理論化。カッコいいです。
『ほら吹き男爵の冒険』→『チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU』
担当の自己採点★★★ この時代のバルサはキャラの立った選手が多かったですね。もちろんメッシ、シャビ、イニエスタ、ブスケッツはすでに活躍していましたし、前線にはそれこそほら吹き気味なくらいふてぶてしくてカッコよかったエトオがいて、最終ラインにはプジョルなんて暑苦しい人もいました。アンリの影がなんだか薄く感じたくらいで。
『フロイト、夢について語る』→『ビール職人、美味いビールを語る』
担当の自己採点★★★★ ドラマ版の『レディ・ジョーカー』はじつにビールを飲みたくなる作品だと思っていまして、ラスト近く、柴田恭兵と益岡徹がビールを酌み交わすシーンなど、サラリーマンとしてはかなり心動かされるものがあります。
『モーリス』→『となりのカフカ』
担当の自己採点★★ お恥ずかしながらツイート時には『モーリス』を読んだことがありませんでしだが、最近翻訳編集部の優しい後輩が寄贈してくれました。加賀山さんの訳はやっぱり素敵ですね。