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【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.12

ブレイディみかこ『労働者階級の反乱』

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90年代以降、歴代政権は、階級の問題を人種の問題にすり替えて、人々の目を格差の固定と拡大の問題から逸らすことに成功してきたのだ。これは経済的不平等の問題に取り組みたくない政治家たちによるシステマティックな戦略でもあった。

伊藤剛『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』

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災害時のデマというのは、原因がわからない状況への「不安」から逃れるため、「つじつまの合う」ようにつくり上げられた「物語」ということだ。それが犯人探しの要領で特定の人物が対象になると、いわゆる「スケープゴート」になってしまうのである。

筒井淳也『結婚と家族のこれから』

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恋愛には、たしかに格差を乗り越える潜在的な力はあるのかもしれませんが、通常の「自然な」恋愛感情に人々が従っている限りは、知らず知らずのうちに人は「同類」を選ぶため、逆に巧妙なかたちで格差を維持しているのかもしれません。

シシドヒロユキ『シン・ヤマトコトバ学』

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和歌は古代より、日本の文学の中心でありました。SNSの中でツイッターは、一四〇文字と限られた文字数で言挙げするものですが、それは古代でいえば、三十一文字で森羅万象の自然現象と多種多様な人の心情を表現してきた敷島の道、和歌に親しむことの復活に思えます。

前田育男『デザインが日本を変える』

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作品そのもののクオリティは言わずもがな、その背後にある技術力、ものづくりに対する姿勢、文化、会社が辿ってきた歴史……もはやブランドはすべてを包括する。ブランドは会社の生きざまそのものと言っても過言ではない。

島崎敢『心配学』

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本当は危ないのに心配しなさすぎると、危ないものから身を守ることができません。一方、実際にはほとんど危なくないことを、過剰に心配するのもあまりよいことではありません。
つまり、「心配」の度合いは「本当の確率」からあまりずれていないほうがいいのです。

長山靖生『恥ずかしながら、詩歌が好きです』

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どんなに美しく、また観念的、象徴的であっても、近代詩歌は基本的には詩人の実人生を反映しています。選び抜かれた言葉の襞のあいだには、折りたたまれた人生の苦悩がぎっしり詰まっている。








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