「オッス。おいらバッタのバ太郎。」――『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』を刊行します。
オッス。おいらバッタのバ太郎。草を食べるのが大好きなんだけど、アフリカにいるおいらの仲間・サバクトビバッタが草を食い荒らして、みんなを困らせていて肩身が狭いんだ。(引用。書籍ではルビがついています)
――この書き出しで始まるのが、5月20日発売の『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎著)です。
新書大賞2018を受賞した『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)をベースに、小学校3年生以上で習う漢字は総ルビ、著者による用語解説付き、新エピソードを二つ追加、オールカラー、A5判で再登場します。「子どもにも読ませたい」との多くの声にお応えし、ようやく実現の運びとなりました。
発売を前にかる~く内容をご紹介したいのですが、本書で活躍するのが、バッタのバ太郎です。
このバ太郎、頭部は著者の前野さんがデザインし、胸部、腹部、脚部は、実弟でグラフィックデザイナーの前野拓郎さんが担当しています。
「この顔、どこかで見覚えがあるな」と思った方、鋭い! 前野さんのツイッターのアイコン等でお馴染みでした。
今回、弟さんのとの合作により、全身が完成したわけです。
では、そんなバ太郎の役目は何か? 本人に語ってもらいましょう。
せめてもの罪滅ぼしとして、この本で使われている難しそうな言葉の説明をして、みんなの読書のお手伝いをするよ。
ただ、せっかくの説明なのに、もっと難しい言葉や英語を使ったりして、みんなをさらに困らせるかもしれないけど、なんとなくわかったつもりになったらOKだよ。そもそも大人向きに書かれた本だから、自分の読書力がどんなものか試してみてね。(引用。書籍ではルビがついています)
子どもにはちょっと難しい言葉を説明するのが、バ太郎の役割だったのですね。
・・・しかし、光あるところには必ず影あり。こんなキャラクターも出てきます。
悪いバ太郎です。本当に悪そうですね。
こんなこともしています。
アフリカ大陸が危ない! 悪いバ太郎とは何者か?
続きは書籍でご覧ください。5月20日をお楽しみに!
(明日はカバーイラストの魅力に迫ります。)