光文社新書 2020年の年間売り上げベスト10
みなさんこんにちは。
年の瀬も迫ってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。大みそかに放送される「孤独のグルメ」スペシャルが楽しみですね。
さて、光文社新書編集部では年末の恒例行事(といっても2回目ですが)を今年もやっちゃいます。そう……「年間売り上げベスト10」の発表です!
コロナ禍に見舞われた2020年でしたが、光文社新書編集部からは例年にも増して色々な本(新書だけではなく単行本や翻訳書、はては絵本まで)が出版されました。どんな本がより多くの方に読んでいただけたのでしょうか? 早速みていきたいと思います。
(昨年のベスト10はこちら↓↓↓)
※このランキングは2019年11月1日~2020年12月1日の売り上げデータを基に作成しています。2019年以前に刊行された本はランキングから除外しています(それら既刊本を含めたランキングは最後に紹介します)。
10位
ぼくが見つけたいじめを克服する方法
岩田先生、今年はまさに「時の人」でしたね。
9位
日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?
日本の少子化対策については、最近もあんなニュースやこんなニュースが出ています。かなり深刻な状況ですね……。
8位
段落論
「段落」に気を遣うだけで文章の分かりやすさは飛躍的に向上します。一編集者としても目からうろこの内容です。
7位
丁寧に考える新型コロナ
岩田先生が2作目のランクイン。書店で見ない日はないくらい大人気でした。
6位
業界破壊企業
Amazonのレビューにも書かれているように、ちょっと怖そうなタイトルとは裏腹に未来への「ワクワク感」がある内容です。
5位
炎上CMでよみとくジェンダー論
今年も残念ながら様々な"炎上"が起き続け、そのたびに構造を理解するための一冊として売れていきました。
4位
中学の知識でオイラーの公式がわかる
著者は登録者数10万人超の人気YouTuber。動画とあわせて学ぶと効果抜群です。(YouTubeページはこちら)
3位
アルゲリッチとポリーニ
ショパン・コンクールをにらんでその前に発売された本書ですが、大会が延期に。来年開催される際にも、多くの方に手に取っていただきたい一冊です。
2位
沖縄から貧困がなくならない本当の理由
朝日新聞や北海道新聞など、多くの媒体で書評をいただいた話題の書です。
1位
AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争
こちらも8月の終戦の日などにあわせてテレビ/新聞/webメディアなど様々な媒体で取り上げていただきました!
既刊本を含めたランキング
さて、上記は「2020年に発売された」本に限定したランキングでした。すべての光文社新書で順位付けするとどうなるのか? 下記がその結果になります。
1位 運気を磨く
2位 AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争
3位 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
4位 沖縄の貧困がなくならない本当の理由
5位 「家族の幸せ」の経済学
6位 死にゆく人の心に寄りそう
7位 「感染症パニック」を防げ!
8位 バッタを倒しにアフリカへ
9位 続・秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本
10位 目の見えない人は世界をどう見ているのか
というわけで、2019年以前に発売された本がベスト10の多くを占めるんですね。この結果には編集部一同びっくりしています(もちろん年によって差はありますが、新刊以外がこれほど入るのは珍しいです)。『運気を磨く』『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』などがロングセラーになっている点と、『「感染症パニック」を防げ!』のように時事的な観点から注目された書目のある点が特徴的ですね。
それではみなさん、よいお年をお迎えください。