
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.57
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『砂男/クレスペル顧問官』『千霊一霊物語』『怪談』→『視力を失わない生き方』
『箱男』に読まれる、目玉を失う生物としての根源的な恐怖についてはフロイトに譲るとして、視力もそれに準じて大事だよねということでこちら👁
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) October 7, 2021
📖深作秀春/視力を失わない生き方~日本の眼科医療は間違いだらけ~ (光文社新書) https://t.co/x5w1mbQpUZ#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/lglVpIUfjP
担当の自己採点★ 元ツイートの時分に安部公房を読んでいたのかどうか、『砂男』と『箱男』がごっちゃになっていますね。非常にお恥ずかしい。誠に失礼いたしました。視力いかんにかかわらず、まずは読み返しが大事という教訓です。
『モーリス』『チャタレー夫人の恋人』→『二塁手革命』
光文社新書20周年のなかの、革命的な二塁手新書はこちら⚾️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) October 12, 2021
📖菊池涼介/二塁手革命 (光文社新書) https://t.co/eYlc3nznEw#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/4drpt25z04
担当の自己採点★★★★ ざっと「二塁手新書」について調べてみたところ、阪神の岡田彰布元監督の著書が多数、西武の辻発彦監督、ロッテの井口資仁監督ほか、仁志敏久さんも出しているようです。これから狙うべきは、山田哲人選手か、ロッテ時代初期をカウントして落合博満さんといったところでしょうか。
『フォンタマーラ』→『蔵書の苦しみ』
まったく私的な話で恐縮ながら、同じシローネが書き、齋藤ゆかり先生が翻訳された『葡萄酒とパン』(白水社)が長らく積読のままなのでこちら🍷🥖
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) October 13, 2021
📖岡崎武志/蔵書の苦しみ (光文社新書) https://t.co/Zy3JvSF3TY#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/7Avb4m4L9j
担当の自己採点★★ その後正月休みに無事に読了しました。が、いまはまたまた齋藤先生が訳されたマッツィーニ『人間の義務について』が積読中。
『地下室の手記』→『雲を愛する技術』
こんな天気のいい日は地下室なんかに籠ってないで地上に出て雲でも眺めましょう、ということでこちら🌤
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) October 15, 2021
📖荒木健太郎/雲を愛する技術 (光文社新書) https://t.co/Y1uBXUC0S2#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません#遅い時間にすみません#もうすっかり夜 https://t.co/JShjOf43U7
担当の自己採点★★★ ドストエフスキーさんは偉大な作家というより、史上最大級の面倒くさい人、という気がしますよね。作品の素晴らしさと同様に、人間性のヤバさも超弩級に際立っていると申しましょうか。絶対に友達になりたくない人です。
『車輪の下で』→『バッタを倒しにアフリカへ』
誰もがハンスになりうる時代、車輪に押しつぶされそうになったときに読んでほしいのはこちら🦗
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) October 18, 2021
📖前野 ウルド 浩太郎/バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) https://t.co/0R5Vqr4MhB#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/OiUfVUjbpQ
担当の自己採点★★★ 『ノルウェイの森』のワタナベくんは、いささか古臭いところがあるけど悪くない小説、なんて評していましたが、個人的にはもやもやする読後感だった思い出があります笑。中学校の課題図書なんかによくなっているようですが、多感な時期の子どもに読ませるべきかどうなのか、親御さんの意見も聞きたいところです。この新訳は、高橋健二訳とは確実に違った印象なので、ぜひ読み比べてみてください。