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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.78

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『ニコマコス倫理学』→『日常世界を哲学する』

担当の自己採点★★★ 耐えられないほど存在論が気になってしまったかたは、倉田剛先生の『現代存在論講義』(新曜社)をどうぞ。ⅠとⅡの2巻あります。


『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』→『一生に一度は行きたい 世界の旅先ベスト25』

担当の自己採点★★ ヨルダンのペトラ遺跡と、マチュピチュに行きたいです。


『ペーター・カーメンツィント』『車輪の下で』『デーミアン』→『人力車が案内する鎌倉』

担当の自己採点★★★★ 初めて『ペーター・カーメンツィント』という書名を見たとき、あれ、何それ? と思ったもので、子どもの時分に読んだ新潮文庫の『郷愁』(高橋健二訳、1956年)だというのに気づくのにはしばらく時間がかかりました。洋画の邦題みたいな話ですが、このあたりは好みもありますね。ちなみに昔の岩波文庫は『青春彷徨』(関泰祐訳、1953年)という書名でした。訳者による個性が出ているようでおもしろいです。


『書記バートルビー/漂流船』→『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』

担当の自己採点★★ 元ツイートもなかなか攻めていますが、返しもひねりすぎだったかも…笑 それにしてもバートルビーみたいな人とは、同じ職場では働きたくないな。


『木曜日だった男』→『謎とき 村上春樹』

担当の自己採点★★★★ 長く吉田健一訳の創元推理文庫(『木曜の男』)に親しんできたので、この新訳が出たときは感動したものです。この新旧2冊は読み比べる甲斐があります。チェスタトン好きのかたはぜひ。


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