
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.28
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『幸福について』→『人生後半の幸福論』
前半のかたは後のお楽しみ、な大人のための幸福論はこちら🙅♂️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 8, 2021
📖齋藤孝/人生後半の幸福論~50のチェックリストで自分を見直す~ (光文社新書) https://t.co/M0S4kux4Wr#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/xQjTDzvpmH
担当の自己採点★★★ 人生の「後半」を何歳に設定するかは人によって違いそうですが。ちなみに村上春樹さんは短篇「プールサイド」(『回転木馬のデッド・ヒート』所収)で、35歳が「折り返し地点」だ信じる男を描いていますね。
『ご遺体』→『死体は今日も泣いている』
個人的に大好きなウォーだけど、まわりくどくなくあえてストレートにこちら😏
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 12, 2021
📖岩瀬博太郎/死体は今日も泣いている~日本の「死因」はウソだらけ~ (光文社新書) https://t.co/Xk2NM7Dilx#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/7TQOSjvthB
担当の自己採点★★★★ 個人的に愛読しているウォー作品は、吉田健一訳の『黒いいたずら』(白水Uブックス)なんですが、現在品切れ中! まさにブラックとしか言いようがないほど皮肉がきいているおすすめの一冊です。古典新訳文庫で出してくれないかなー。
『戦争と平和』→『結婚と家族のこれから』
いろいろな視点から読めるこの大作を、たとえばトルストイのある種の家族論として読んでみたら面白いんじゃないかということでこちら🇷🇺
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 13, 2021
📖筒井淳也/結婚と家族のこれから~共働き社会の限界~ (光文社新書) https://t.co/yTJb18hDLB#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/5IFzUUNA3P
担当の自己採点★★★ トルストイの妻ソフィアは「悪妻」として有名ですが、どっこい夫のほうも自分の女性遍歴をよせばいいのに結婚時に全部ぶちまけたりなど問題が多かったわけで……。なお、夫妻の愛憎については映画『終着駅 トルストイ最後の旅』(主演はヘレン・ミレン)が面白いのでどうぞ。
『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』→『イタリア 24の都市の物語』
9人の作家による9つの物語にも負けない、24のイタリアの物語はこちら🇮🇹
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 14, 2021
📖池上英洋/イタリア 24の都市の物語 (光文社新書) https://t.co/qwiMDRzvVO#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/nuaEuPscsl
担当の自己採点★★ ボイト以外、この短篇集は8人の作家について初めて知ったので、非常に楽しく読ませていただきました。ちなみにボイトはヴェルディのオペラの台本担当ですね。だからか、「黒のビショップ」はなんだかドラマティックでした。
『ほら吹き男爵の冒険』→『「糖質過剰」症候群』
男爵があまりにほらを吹くもんだから、ミュンヒハウゼン症候群なんて病気の名前になってしまったわけで、何事もほどほどにということでこちら🍭🍰🍩🍫
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) January 15, 2021
📖清水泰行/「糖質過剰」症候群~あらゆる病に共通する原因~ (光文社新書) https://t.co/LycITnR1tQ#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/9oVW6L1J2i
担当の自己採点★★ 過ぎたるは猶お及ばざるがごとし、って歳を重ねるごとにじわじわとわかるようになってきますね。過剰は若さの特権! 若いときはラーメン大盛り食べても太らないし。