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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.45

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『アドルフ』→『恋愛学で読みとく 文豪の恋』

担当の自己採点★★★ 優れた恋愛小説の書き手は自身がドロドロした恋愛を経験しているんでしょうが、恋愛をしたことがあるからといって恋愛小説を書けるとは限らないーーコンスタンの場合はおそらく前者なんでしょうが、まあ興趣尽きない人生を送った人であります。スタール夫人との関係なんてもっと詳しく知りたいものです。


『コモン・センス』→『夢中になる東大世界史』

担当の自己採点★★★ ペインさんがバークさんを激しく批判した『人間の権利』(岩波文庫)……は現在品切れ中の一冊ですが、『フランス革命の省察』と一緒に読むと勉強になります。


『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』→『辞書と日本語』

担当の自己採点★★★ ビアスの『悪魔の辞典』は古典新訳文庫で新訳を読んでみたいものです。ビアスのこの辞典は、[編集者]の項がやたら長く細かくて、編集者に対する悪意にあふれていて面白いです。


『あなたと原爆』→『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』

担当の自己採点★★★ 時には真面目に返してみることも大事ですね。


『孤独な散歩者の夢想』→『世界最高のクラシック』

担当の自己採点★★★ 『孤独な散歩者』からチェリビダッケの流れは、ぴったりのような気がします。どちらも孤独な変人同士でしょうから。チェリビダッケ、誰?というかたは、ぜひ『チェリビダッケ  音楽の現象学』(アルファベータブックス)のご一読を。


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