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いまや逸材の宝庫。巨人軍に台頭してきている要チェックな若手選手たち

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)が巨人軍を徹底分析。
今回のテーマは、巨人軍の若手注目株。昔は金満補強と揶揄されたジャイアンツですが、今は自前の育成も機能している様子。どんどん力をつけている若武者たちの中で、特に期待の大きい選手たちをとりあげてもらいました。

投手は何といっても戸郷。20歳とは思えない投球

今シーズンの巨人の若手で最も活躍した選手といえば、文句なしに戸郷翔征だろう。
昨シーズンは優勝を決定した試合でプロ初登板を果たし、勝利に貢献。今シーズンは、ストレートの質のレベルアップはもちろんのこと、「スラット+スプリット型」の投球スタイルを若干20歳という若さで確立していき、現在8勝(10月6日時点)を挙げている。

高卒2年目ということもあり、開幕当初は大事に育成してほしいと考えていたが、その反面、投げてる球自体は高卒2年目の域を超えてローテーションの軸になるべきレベルだった。それを見込まれて主戦力として起用されているのは疑いない。
昨シーズン、ローテーションに定着していたC.C.メルセデスや高橋優貴、さらに今季その一角に入ることを期待されていたエンジェル・サンチェスが怪我で出遅れたり離脱していたが、戸郷がその穴をしっかり埋めていた。

ただ、夏場から現在のシーズン終盤にかけて体力的に落ちてきたことは否めない。チームに余裕がある今の段階で、ローテーションの順番を調整するなど、日本シリーズや来シーズン以降に向けて大事に起用してほしいところだ。

戸郷はその成長過程で徐々に、シーズンを投げ切る体力や球審の不本意な判定に対するメンタルの耐性をつけることによって、菅野智之がいなくなった時の「次なるエース」の座が見えてくるのではないだろうか。

若手投手陣は人材の豊富さゆえにトレードで狙われる可能性も

大江竜聖も成長をとげた一人である。昨シーズンはオープン戦で活躍し開幕一軍を掴み取ったものの息切れしてしまい、不甲斐ない結果に終わった。再起を賭けた今シーズンは、以前より腕を下げたフォームにした結果投球の幅が広がり、一軍に定着するレベルになった。
一軍昇格当初は大差の試合での登板や回跨ぎ、高木京介が担っていた火消しなどの役割を担っていたが、実績を積み重ねていき、接戦の試合でも起用されるまで信頼度が上がった。
今シーズンに限らず、来シーズン以降も投手陣の軸となることが望まれる投手だ。

次に注目したいのは、ルーキーの太田龍だ。
今シーズンは、怪我による耐久性など懸念材料はあったが、実戦に復帰してからは「スラッター」を活かした投球で結果を残している。さらに、課題だったストレートのクオリティも向上しているため、1軍に帯同された面を見ると今後に期待が持てる。

戸郷と同じく2年目の直江大輔もシーズン途中で離脱したものの、谷間のローテーションを埋める投球をしたこともあり、来シーズン以降で注目株の1人である。

その他の投手では、ルーキーの井上温大や2年目の横川凱といった若手左腕にも今後注目したい。

現在の巨人軍の若手投手陣は、以前と比較してかなり底上げされているため、楽天に移籍した高田萌生のように、他球団からトレードで狙われる可能性はあるだろう。特に、ドラフト1位ではなくチームにとって優先度合いが高くないものの下ではいい球を投げてる投手は、トレードされる場合があるかもしれない。

激化する野手のレギュラー争い

次に野手陣を見てみよう。開幕から熾烈なレギュラー争いを繰り広げた吉川尚輝湯浅大といった選手や、シーズン中盤からは松原聖弥が台頭した。

開幕カードで出場機会を得た湯浅は、守備面は一軍レベルに達しているため、今後はパワー面を含めて打撃力を向上していけるかどうかが一軍定着の鍵になっていくだろう。

吉川尚輝は、開幕当初は調子が上がらなかったが、9月に入ってから動きが良くなった傾向もある。このまま離脱せずにシーズンを戦い抜いたら、大きな自信になっていくのではないだろうか。打撃の好不調の差こそ激しいものの、これまで度重なる怪我や故障で思うようにフル出場できなく、今シーズンも開幕当初は不振に悩まされていたのに対して、ようやくパフォーマンスを長く維持できる感覚を掴みかけているところに見える。

松原は、一軍定着後に2番打者に座っているが、一時期は調子を落とす場面もあった。本来なら様々な対応力が求められる難しい打順で起用されながらも、上手く適応している。また守備面でも、起用され始めた際はミスもあったがだんだんと好プレーが出てきているので期待したい。

最後に、北村拓巳をとりあげたい。坂本勇人や丸佳浩といった主軸が開幕当初は不調だった中、サポートする形で非常に素晴らしい活躍を見せていた。吉川が不調だった時期も、二塁手としてスタメン出場の機会を増やしていたが、その起用に応えるかのように広島のクリス・ジョンソンやDeNAの今永昇太といった好投手からタイムリーを放つ活躍をした。持ち前の思いきりの良さやチームの盛り上げ役としても今後が楽しみな選手である。

かつて「若大将」と称されていた原辰徳の第三次政権で今シーズン首位を独走している巨人軍。次なる「若武者」たちの躍動に注目したい。

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