【光文社新書】2022年2月刊5冊の内容を3分で!
①吉野実『「廃炉」という幻想』
増え続ける処理水、不可能に近い「デブリ取り出し」、行く先のない“事故炉"の廃棄物…。なぜ国と東電は、廃炉ができるという幻想を広め続けるのか。廃炉を阻む最大の要因は。10年以上取材を続ける記者が伝える「誰も触れない真実」。
②龍岡歩『サッカー店長の戦術入門』
ペップ、ビエルサ、クロップ、ナーゲルスマン……。名将たちは現代サッカーをどうアップデートしてきたのか。2010年代の欧州を中心に辿る、個と戦術の系譜。異色の「戦術分析官」(@a_tatsuoka)による初の著書。
③福嶋亮大『感染症としての文学と哲学』
文学者や哲学者はいかに感染症=病のイメージを自らの思考に取り入れてきたか。病とは人にとって何なのか。博覧強記の批評家が鮮やかに切り取る病の文化史。
④林純次『学校では学力が伸びない本当の理由』
教育界のブラック化、教員の低レベル化、毒親の変異化、児童・生徒の超二極化、カリキュラムのカオス化——15刷8万部『残念な教員』著者(現役教師)による、危機の教育論。より良い教育を実現するためには?
⑤倉山満『歴史検証 なぜ日本の野党はダメなのか?』
自民党の〝政権独占〟は「無能な野党」によって支えられている——。民主政治の本来の姿とは何か。私たち有権者が「賢く」なるためには何が必要か。政治を諦めないために、憲政史家が歴史を遡って検証する。