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セ・パ格差は解消できるのか?交流戦でのパ・リーグへの対策

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)が巨人軍を分析。
25日から、2年ぶりにセ・パ交流戦が開催されます。両リーグの格差が続く中、セ・リーグ首位を走る阪神、そして巨人はパ・リーグの各球団と互角に渡り合うことができるのでしょうか?鍵となる戦い方を考察してもらいました。

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パリーグとセリーグの実力差

現在のパ・リーグとセ・リーグの実力差は、交流戦の成績はもちろんのこと、日本シリーズを見ても歴然だ。

過去の交流戦はでパ・リーグが通算1102勝を、セ・リーグは通算966勝を挙げている。
さらに、優勝回数もソフトバンクの8度というダントツの数字を含んで、パが12度優勝している。これまでの交流戦のTOP5の成績は下記の通りである。

1位:福岡ソフトバンクホークス 214勝126敗14分 勝率.629
2位:北海道日本ハムファイターズ 186勝157敗11分 勝率.542
3位:千葉ロッテマリーンズ 184勝156敗14分 勝率.541
4位:読売ジャイアンツ 181勝164敗9分 勝率.525
5位:埼玉西武ライオンズ 177勝170敗7分 勝率.510

セ・リーグで上位に入るのは巨人のみで、あとはパ・リーグ勢が占めている。
日本シリーズに関しても、2012年に巨人が日本一になって以来、パ・リーグが日本一になり続けている現状だ。

2000年代終盤から原巨人第二次政権が始まったが、リーグ制覇した年はいずれも交流戦で上位に入り込む健闘を見せていた。しかし、それでもセ・リーグの交流戦優勝は巨人の2度とヤクルトの1度のみである。今シーズンこそ、セリーグ勢の奮起に期待していきたい。

特に現在セ・リーグの首位を走る阪神にとっては、この交流戦が一つの山場になるのではないだろうか。ライバルである巨人と優勝争いを繰り広げたシーズンの交流戦では、2008年こそ2位と健闘したが、それ以外のシーズンは下位に終わっている(2007年10位、2010年8位、2014年11位)。

これまでの傾向を見ても、交流戦で上位に食い込めるかがシーズン全体の流れを左右するのは間違いない。また、今シーズンは現状セ・リーグ全球団に勝ち越しており、勢いもかなりある状態だ。投打が充実している中で、パ・リーグに実力で渡り合えるかは見ものである。

巨人軍から見る今シーズンの交流戦

今シーズンの巨人軍は、交流戦開幕から試練の連続である。開幕カードはパ・リーグ2位の楽天、次のカードは天敵かつパの首位を走るソフトバンクだ。

楽天戦では岸孝之と則本昂大に当たる予定だが、このどちらかに勝利し、谷間の試合で必勝したいところだ。また、今シーズンは長打があまり出ていないものの、強打者の浅村栄斗の前にはランナーを置きたくない。巨人打線は全体的に長打力がそこまでないため、投手陣がしっかり踏ん張り、勝ち越しを狙いたいところである。

ソフトバンクに関しては、苦手意識がかなりあるだろう。初戦から、日本シリーズで手も足も出なかった石川柊太や、ニック・マルティネスの登板が予想される。なかなか厳しい戦いになるだろうが、昨シーズンの反省を活かして、スカウティングはもちろんのこと、苦手な投手にどれだけ対応できるかを見たいところだ。

また、このカードでは日本シリーズで好投をしたエンジェル・サンチェスが登板予定である。Pay Payドームのマウンドに合うかわからないが、その試合で勝ちを拾えるかどうかが重要になる。

投打のチームリーダーの坂本勇人と菅野智之が不在の中、厳しい戦いが予想されるが、これまでの原政権の勝ちパターンである主役が日々入れ替わる形を見たい。パ・リーグとのつばぜり合いに注目である。

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