2020年の光文社新書。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年末年始、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今年はオリンピックイヤーということで、開幕の7月に向けて大いなる盛り上がりが予想されます。光文社新書でも、ちょっと変わった切り口での東京五輪関連書を刊行しています。
ちなみに、前回の東京オリンピックの頃の日本の様子は、ウォーリーさんの写真集に詳しいです。
さて、昨年の光文社新書を振り返ると、最も大きな出来事は、4月に刊行点数が1000点を突破したことでした。2001年の創刊から18年での達成です。記念すべき1000点目の書目はこちらです。
1000点突破を記念して、「#光文社新書この一冊」という冊子も発行しました。著者の方々や同業の方々にお薦めの新書を挙げて短評を書いていただいたブックガイドです。紙版は好評につき品切れですが、電子版は無料でダウンロードできますので、この機会にぜひご一読いただけると幸いです。
あと、調子に乗ってTシャツまで作ってしまいました。
もうひとつの大きな出来事は、賞を2つもいただけたことです。
まず、藤井一至さんの『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』が第七回河合隼雄学芸賞を受賞しました。写真は7月に京都で行われた受賞式の様子です。アットホームで、とても良い雰囲気の式でした(物語賞は、三浦しをんさんが受賞されました)。
さらに、山口慎太郎さんの『「家族の幸せ」の経済学』がサントリー学芸賞を受賞しました。こちらは下の記事に詳しいです。
『「家族の幸せ」の経済学』は、「週刊ダイヤモンド」の「ベスト経済書」第1位にも選ばれました。
ここからは、個人的に印象的だったことをいくつか。
まず、ラグビーのワールドカップです。日本中を沸かせてくれた選手たちは、年末もテレビに出ずっぱりでしたね。大晦日にはJSPORTSで日本戦の再放送をやっていて、年賀状を書く手を止めて思わず見入ってしまいました(録画してあるのに)。
私は「にわかファン」に毛の生えた程度のラグビー好きなのですが、幸い東京スタジアムの4試合に足を運ぶことができました。写真は、イングランド対アルゼンチンの試合前の様子です。特にアルゼンチン・サポーターがヒートアップしていて、戦争でも起こるのでは、と思ったほどでした(まあ、実際に戦争をした因縁の相手ですが)。
(飛田給駅前は別の国のよう)
(完全にできあがってるアルゼンチンの人たち)
(ハイネケンを飲むと、今でもあの熱狂がよみがえります)
実は2月に、ラグビーの新書を刊行予定です。スクラムに焦点を絞った内容で、選手・コーチのここだけのインタビューも多数含みます。ご期待ください。
そしてそして、高津臣吾氏がヤクルトスワローズの一軍監督に就任しました! 実はスワローズに関しては「にわか」ではなく、1978年の初優勝時からのファンです。
どのような「一軍監督の仕事」を見せてくれるのだろうと期待していたら、さっそくドラフト会議で大仕事を成し遂げてくれました。星稜高校の奥川恭伸君を引き当ててくれたのです。あまりの嬉しさに、思わず交渉権権獲得Tシャツとタオルを買ってしまいました。
(いつ着るのだろう)
なぜか、Tシャツの成分多めの記事になってしまいました。
最後になりますが、2020年も、大いに知的興奮を味わっていただける新書、皆様にとって大きな意味を持つ新書、ページを繰る手が止まらない新書を刊行してまいります。VUCAと言われる先の読めない時代ですが、何らかの指針となるような書籍を一冊一冊丁寧につくっていく所存です。今年も光文社新書をよろしくお願い申し上げます。(三宅)