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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.68

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』『桜の園/プロポーズ/熊』→『恋愛学で読みとく 文豪の恋』

担当の自己採点★★★★ 「没落貴族」ものは個人的に好物です。一押しは曹雪芹の『紅楼夢』なんですが、これは古典新訳文庫からの新訳を期待したいところです。映画ではやっぱりヴィスコンティの『山猫』ですかね。


『ドルジェル伯の舞踏会』『クレーヴの奥方』→『「家族の幸せ」の経済学』

担当の自己採点★★ 元ツイートが「愛妻の日」で、今日が「母の日」。偶然ですけど。


『ミドルマーチ』→『死にゆく人の心に寄りそう』

担当の自己採点★★★★ 『死ぬまでにしたい10のこと』は傑作です。結婚の多様なあり方について描かれた『ミドルマーチ』を小道具にもってくるなんてじつにニクい。そもそも余命を前にしたとき、やりたいことが10もあるものなのかどうか、考えさせられます。


『ロビンソン・クルーソー』→『感染症としての文学と哲学』

担当の自己採点★★★ 『ペスト』を読んでみると、デフォーがとても知的な作家であることがわかる気がします。あるいはカミュの『ペスト』と読み比べてみても。おすすめです。


『菊と刀』→『羞恥心はどこへ消えた?』

担当の自己採点★★★ 日本人が本当に集団主義的であるかどうかについてはその後多くの反論が生まれているので、その意味でも必要の一冊ですね。いったい日本人は他人に対して関心があるのかないのか、見極めが難しいところです。


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