新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

コロナ禍と落語会と私的体験――広瀬和生『21世紀落語史』番外編

新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年の落語界は未曽有の危機的状況に陥った。ここまでの事態になると、今年の初めの時点で一体誰が予想しただろう。『21世紀落語史』では2019年末までの出来事について書いたが、その出版後に落語界を襲ったコロナ禍について、4月末までの推移を個人的な体験を核とした覚書としてまとめてみた。(広瀬和生)
【記号の意味】
●:自分が観た落語会
★:自分が体験したこと
※:社会で起きたこと
▲:落語界の出来事

2月

●2/1(土)~2/25(火)に21の落語会(寄席定席含む)と演劇1公演を観覧、イベント出演2回。すべて予定どおりの開催。

※2/17(月)、加藤厚生労働大臣の会見で「新型コロナウイルス感染症の国内での散発的な流行が始まり、本格的な対策が行なわれることになった」と明示。

※2/20(木)、厚生労働省よりイベント開催に関して「一律の自粛要請はしないが開催の必要性を検討して決めるように」と国民に呼びかける。

▲2/22(土)、公益社団法人としま未来文化財団が2月28日に開催を予定していた「としま区民センター開館記念落語会『ハレザのらくご』(出演:喬太郎、白鳥、文蔵、一之輔)」の中止を決定。主要な落語会で確認できる限り、これがおそらく最も早い「新型コロナウイルス感染拡大による」落語会中止決定。

※2/26(水)新型コロナウイルス感染拡大対策として安倍首相から「スポーツ、文化イベント等は今後2週間、中止/延期または規模縮小等の対応を要請する」という最初の声明が出され、落語会の中止/延期が徐々に始まる。

▲2/26(水)日本芸術文化振興会が2月28日(金)から3月15日(日)まで国立劇場、国立演芸場、国立能楽堂、国立文楽劇場の主催公演中止と発表。それに伴い3月中席の「神田伯山真打昇進襲名披露興行」の11日から15日までの公演中止が決定。

●2/26(水)「桂文治独演会」@江戸東京博物館(桂空治『寿限無』/桂文治『阿武松』/桂りょう治『桃太郎』/桂文治『やかんなめ』)

※2/27(木)安倍首相が全国の小中高校に対し3月2日から春休みまでの臨時休校を呼びかける。

★2/27(木)アプリラジオ「広瀬和生の海賊ラジオ寄席」3月・4月放送分収録。(立川吉笑『舌打たず』『歩馬灯』『猿ワン』『告白コース』)

●2/27(木)新宿末廣亭夜席【主任:鈴々舎馬るこ】(柳家かゑる『都々逸親子』/柳亭市若『金明竹』/古今亭駒治『マナー車掌』/三遊亭金時『夏どろ』/柳亭燕路『安兵衛狐』/金原亭馬生『親子酒』/林家正雀『茄子娘』/古今亭志ん陽『壺算』/林家きく麿『歯ンデレラ』/三遊亭歌奴『片棒』/鈴々舎馬るこ『アメリカのあくび指南』)

▲2/28(金)、芸歴50周年記念公演「桂文珍国立劇場20日間独演会」前期日程開始。客席数1610の大劇場で豪華ゲストを招いて行なわれる一大イベントだが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて払い戻し対応あり。

★2/28(金)観覧予定だった「権太楼の了見」(3/7)と「第11回J亭スピンオフ」(3/12)の中止を主催者の産経新聞社が決定。

★2/28(金)、3月2日の「広瀬和生プロデュース代官山夜咄」に関して主催者から確認あり、入り口での体温測定とアルコール消毒を行ない客席の間隔や換気などに注意しながらの開催を決定。

●2/28(金)「三遊亭萬橘独演会“つきつき萬橘”」@道楽亭(三遊亭萬丸『四人癖』/三遊亭萬橘『千早ふる』『宮戸川(上)』『つるつる』)←毎日落語会がある道楽亭は、この時点で「今後の公演も予定どおり開催」との姿勢。

※2/29(土)安倍首相、新型コロナウイルス対策に関して初の記者会見を開き、「これから1、2週間が、急速な拡大に進むか収束できるかの瀬戸際。今からの2週間程度、国内の感染拡大を防止するためあらゆる手をつくすべき」と述べつつ、「東京オリンピック開催に向けて万全な準備を整える」「習近平中国国家主席の訪日予定に変更はない」と付け加えた。

●2/29(土)「馬石・文菊二人会」@なかの芸能小劇場(林家彦星『寿限無』/隅田川馬石『花色木綿』/古今亭文菊『棒鱈』『粗忽長屋』/隅田川馬石『明烏』)

3月

●3/1(日)「わん丈ストリート」@日本橋社会教育会館(春風亭枝次『子ほめ』/三遊亭わん丈『手紙無筆』『らくご制作家』『新ガマの油』『明烏』)

●3/2(月)「代官山夜咄 三遊亭兼好」@晴れたら空に豆まいて(三遊亭兼好『ちきり伊勢屋(通し)』/トーク兼好×広瀬)

▲3/3(火)、「桂文珍国立劇場20日間独演会」の5日から8日までの4公演の日程が「5日→20日(ゲスト花緑)」「6日→21日(ゲスト志の輔)」「7日→19日(ゲスト小朝)」「8日→23日(ゲスト小遊三)」に変更と発表される。

★3/3(火)、3/9に開催予定の「広瀬和生プロデュース渋谷道玄坂寄席」に関して主催者から確認があり、換気・マスク・消毒などを徹底しての開催を決定。

●3/3(火)、観覧予定のUnlucky Morpheusのライヴが中止となったため「らくごカフェに火曜会 わさび・一蔵」@らくごカフェ(柳家わさび『四人癖』/春風亭一蔵『短命』『宮戸川(上)』/柳家わさび『ダメな人間』)

●3/4(水)「三遊亭好の助独演会」@なかの芸能小劇場(三遊亭好好『真田小僧』/三遊亭好の助『五人廻し』/三遊亭楽生『たがや』/三遊亭好の助『大工調べ』)

●3/5(木)、観覧予定の劇団☆新感線公演が中止となったため「左龍・甚語楼の会」@お江戸日本橋亭(林家きよひこ『狸札』/柳家甚語楼『のめる』/柳亭左龍『鹿政談』『花見小僧(おせつ徳三郎・上)』/柳家甚語楼『刀屋(おせつ徳三郎・下)』)

※3/5(木)「4月に予定していた習近平国家主席の来日を当面延期する」と政府が正式発表。

●3/6(金)「こしらの集い」@お江戸日本橋亭(立川かしめ『時そば』/立川こしら『火焔太鼓(上・下)』)

★3/7(土)13時開演の「権太楼の了見」@なかのZERO小ホールを予約してあったが中止になったので昼間は原稿執筆に専念。

●3/7(土)「柳家一琴の会」@らくごカフェ(柳家一琴『平林』『雛鍔』『湯屋番』)

★3/8(日)、当日で行こうと思っていた「桂三木助独演会」@内幸町ホールが中止になったので原稿執筆に専念。

●3/9(月)「渋谷道玄坂寄席 桃月庵白酒独演会」@渋谷プレジャープレジャー(桃月庵あられ『元犬』/桃月庵白酒『浮世床』『禁酒番屋』『突き落とし』)

※3/10(火)安倍首相より「あと10日間のイベント自粛継続を」との声明が出され、中止の落語会がさらに出てくることに。

★3/10(火)予約済みの「人形町噺し問屋“三遊亭兼好独演会”」中止で編集部にて残業。

▲3/11(水)日本芸術文化振興会が主催公演の上演中止期間を延長、国立演芸場3月中席の神田伯山真打昇進襲名披露興行の全日程が中止となる。

●3/11(水)新宿末廣亭夜の部【主任:橘家文蔵】(柳家小さん『長屋の花見』/柳家小満ん『宮戸川(上)』/柳亭こみち『長屋の花見~おかみさん編』/林家きく麿『暴そば族』/春風亭正朝『初音の鼓』/橘家文蔵『転宅』)

●3/12(木)、観覧予定の「J亭スピンオフ スペシャル三人会“白酒・三三・一之輔”」@日経ホールが中止になったため、当日でオフィス10主催の「古今亭文菊十八番独演会」@なかの芸能小劇場(林家彦星『権助芝居』/古今亭文菊『風呂敷』『明烏』)←多数の落語会を主催するオフィス10は、この時点で当面の落語会の中止予定なし。

▲3/13(金)、3月15日から開始する予定の「桂文珍国立劇場20日間独演会」後期日程のうち、15日から19日までの6公演(振替日程を含む)の中止が発表される。

●3/13(金)「渋谷らくご」@ユーロライブ【次亜塩素酸による客席の消毒と換気の徹底についてサンキュータツオ氏から前説あり】(柳家花いち『アニバーサリー』/立川笑二『小言幸兵衛』/三遊亭遊雀『花見の仇討』/古今亭文菊『猫の災難』)

※3/14(土)安倍首相が記者会見で「瀬戸際との専門家の見解が示されてから2週間余りが経過したが、爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度、持ちこたえているのではないかと評価できる」と発言。「落語会の開催自粛は今月いっぱいくらいで終わりか」とのムードが漂い始める。

★3/15(日)チケット購入済みの「精選上方落語会」@日本橋劇場が中止。

●3/16(月)「白酒ひとり」@国立演芸場(桃月庵あられ『のめる』/桃月庵白酒『だくだく』『松曳き』『木乃伊取り』)

★3/17(火)チケット購入済みの「一之輔・天どん ふたりがかりの会 新作江戸噺12ヶ月」@座・高円寺2が中止に。このチケットを買う前に購入してあった「立川志らく独演会」@銀座ブロッサムも延期。

●3/18(水)「ときどき無性に遊方噺」@らくごカフェ(月亭遊方「小ネタパネルトーク」『ペンギン・ア・ゴーゴー』『はてなの茶碗』)

▲3/19(木)、「桂文珍国立劇場20日間独演会」後期日程の20日から24日までの8公演の実施が発表される(払い戻し対応あり)。結果、予定された全20公演のうち実際に行なわれたのは14公演という結果に終わる。

★3/19(木)、出演予定だった4月6日の桃月庵白酒とのトークイベント@代官山蔦屋書店でのイベントの中止が決定。

★3/20(金・祝)チケット購入済みの「精選上方落語会」@日本橋劇場が中止となったため原稿執筆に専念。

※3/20(金・祝)安倍首相より「換気が悪く、多くの人が密集し、近距離での会話が行なわれるという3つの条件が重なるような場を避ける行動を」との声明が出され、落語界においては一旦「万全の対策で開催」へと流れが傾きかける。

●3/21(土)上野鈴本演芸場「真打昇進襲名披露興行 主任:玉屋柳勢」この日から落語協会の新真打5人の披露興行が始まった。(柳家花ごめ『出来心』/五明楼玉の輔『宗論』/三遊亭若圓歌『西行(序)』/柳亭市馬『長屋の花見』/鈴々舎馬風(漫談)/柳家三三『元犬』/柳家小さん『親子酒』/柳家花緑『つる』/玉屋柳勢『粗忽の使者』)

●3/22(日)上野鈴本演芸場「真打昇進襲名披露興行 主任:三遊亭歌扇」(柳亭市若『狸鯉』/五明楼玉の輔『紙入れ』/三遊亭若圓歌(漫談)/柳亭市馬『芋俵』/鈴々舎馬風(漫談)/柳家三三『加賀の千代』/林家正蔵『新聞記事』/春風亭一朝『初天神』/三遊亭歌扇『竹の水仙』)

※3/23(月)小池都知事が会見を開き、「4月12日までの3週間、換気の悪い密閉空間、多くの人の密集、近距離での会話が発生する行動を避けるように」と都民に要請。「ライブハウスやスポーツジムなどの施設利用、イベント開催も自粛するように」と呼びかけた。

●3/23(月)「春風亭一之輔独演会“一之輔のすすめ、レレレ”」@なかのZERO小ホール(春風亭一蔵『町内の若い衆』/春風亭一之輔『茶の湯』『百年目』)

※3/24(火)安倍首相が東京オリンピック・パラリンピックの開催を1年延期すると発表。

●3/24(火)、チケット購入済みの「春風亭昇太独演会“オレスタイル「滑稽魂」”」@本多劇場が中止となり、当日で「隅田川馬石十八番独演会」@なかの芸能小劇場(林家彦星『道具屋』/隅田川馬石『平林』『安兵衛狐』『松曳き)

※3/25(水)小池都知事が会見で「オーバーシュートを防ぐために3つの密(換気の悪い密閉空間/多くの人と密集する場所/近距離での密接した会話)を避けるよう強く訴え、「夜間の外出」と「週末の外出」を自粛するよう要請。この会見で潮目は大きく変わり、公演自粛の動きが落語界に急速に広がる。

●3/25(水)上野鈴本演芸場「真打昇進襲名披露興行 主任:三遊亭丈助」(三遊亭わん丈『魚の狂句』/柳家三三『釜泥』/三遊亭圓丈『リクエストブック』/五明楼玉の輔『宗論』/鈴々舎馬風(漫談))/柳亭市馬『普段の袴』/林家正蔵『鼓ヶ滝』/春風亭一朝『芝居の喧嘩』/三遊亭丈助『老人前座じじ太郎』)

▲3/26(木)、「何があっても休まない」と通常営業を続けてきた都内の寄席定席4軒が、前日の小池都知事の会見を受けて態度を一変、28日(土)・29日(日)の休席を発表。

★3/26(木)予約していた産経新聞社主催の落語会のうち3月30日「喬太郎・天どん二人会」@文京シビック小ホール、4月4日「けんこう一番!春スペシャル 第12回三遊亭兼好独演会」@よみうり大手町ホール、4月11日「第60回大手町落語会」@日経ホール、4月14日「小痴楽・宮治二人会」@文京シビック小ホール等の中止が決定。

●3/26(木)上野鈴本演芸場「真打昇進襲名披露興行 主任:春風亭一左」(三遊亭伊織『花色木綿』/五明楼玉の輔『都々逸親子』/三遊亭歌武蔵『支度部屋外伝』/柳亭市馬『金明竹』/鈴々舎馬風(漫談)/林家木久扇(漫談)/柳家三三『長屋の花見』/林家正蔵『一眼国』/春風亭一朝『芝居の喧嘩』/春風亭一左『締め込み』)←この日は「はりまぜ落語会Special『桜満開!!春の一之輔ひとり寄席』」@新宿文化センター大ホールのチケットを持っていたが、28日の寄席が休席になったことで鈴本での一左の披露目がこの日だけになったため、急遽予定を変更して鈴本へ。

★3/27(金)朝日カルチャーセンターにて講演「志ん朝の時代」を行なう。講師である自分もマスク着用。

★3/28(土)「広瀬和生太鼓判!関内寄席ねくすと」開催延期。寄席も休演なので原稿執筆に専念。

※3/28(土)安倍首相が記者会見で「自治体などによる外出自粛要請に応じるように」と国民に呼びかけ、新型コロナウイルス感染拡大については「ぎりぎり持ちこたえているが、気を緩めればいつ急拡大してもおかしくない」と指摘。「長期戦を覚悟する必要がある」「緊急事態宣言に至ることも想定して経済対策を策定すると述べた。

▲3/29(日)上野鈴本演芸場、31日の余一会「柳家さん喬一門会」(昼夜)の中止を発表。

※3/30(月)小池都知事が緊急会見を開き「平日の夜間も外出を自粛するように」と呼びかけ、落語会の中止/延期の動きに拍車が掛かる。

▲3/30(月)、新宿末廣亭が12時開演の昼の部を14時で終了(観客2名)、夜の部は中止。交互出演の三遊亭萬橘が最後の演者となって『火焔太鼓』を演じた。この日、末廣亭は翌31日の余一会の中止と4月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)の休演を発表。

▲3/30(月)、上野鈴本演芸場が4月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)の休演を発表。

▲3/30(月)、浅草演芸ホールが4月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)の休演と31日の余一会(夜の部)中止を発表。なお31日の昼の部は林家種平主任の通常興行の千秋楽で、これは決行すると発表された。

●3/30(月)上野鈴本演芸場「真打昇進襲名披露興行 主任:三遊亭志う歌」(柳家花ごめ『からぬけ』/五明楼玉の輔『紙入れ』/三遊亭歌武蔵『不精床』/柳家小さん『長屋の花見』/鈴々舎馬風(漫談)/柳家さん喬『そば清』/林家正蔵『悋気の火の玉』/春風亭一朝『初天神』/三遊亭志う歌『居残り佐平次』)←29日が休演になったため、志う歌の鈴本での披露目がこの日だけに。

★3/30(月)「柳家喬太郎・三遊亭天どん二人会」@文京シビック小ホールを予約していたが中止。

▲3/31(火)池袋演芸場、余一会中止。4月4日(土)・6日(日)の休演も明らかに。

4月

●4/1(水)「桂文治“自分のための独演会”」@らくごカフェ(桂空治『平林』/桂文治『品川心中』/桂りょう治『道具屋』/桂文治『人形買い』)

▲4/2(木)落語芸術協会より池袋演芸場の11日(土)・12日(日)の休演が発表される。

▲4/2(木)、オフィス10が4月13日までの落語公演の開催を延期すると発表。

●4/2(木)「こしらの集い」@お江戸日本橋亭(立川かしめ『つる』/立川こしら『明烏』/立川かしめ『転失気』)←関係者のみ立会いの無観客オンライン配信落語会として開催。チケット代を支払った者にURLを送るシステムで、こしらは既に2月から新型コロナウイルス感染拡大を懸念して、会場に来なくても観られるように各地の「こしらの集い」の有料ライヴ配信を始めていた。それを今回の東京公演で「無観客」に移行した形。この日、こしらは4月から二ツ目に昇進した弟子かしめにトリを取らせた。

●4/3(金)上野鈴本演芸場夜の部【主任:三遊亭歌奴】(三遊亭天歌『出来心』/三遊亭鬼丸『ぐるぐる』/古今亭菊太楼『長短』/柳亭こみち『あたま山』/古今亭志ん輔『水屋の富』/林家彦いち『遥かなるたぬきうどん』/三遊亭歌奴『五貫裁き』)←チケット購入済みの「柳家小三治独演会」@赤坂区民センターが6月4日に延期されたため、歌奴目当てに鈴本へ足を運んだ。

★4/4(土)三遊亭兼好の独演会「けんこう一番!」@よみうり大手町ホール、中止。

※4/4(土)都内で新たに118人の感染が確認される。初めて100人を超えたことで小池都知事は「命が関わっている。何とかこの感染拡大を抑えたい」と改めて外出自粛への協力を訴えた。このとき都知事は「3月20~22日の3連休は花見シーズンにも重なり、気の緩みから外出した人の間で感染が広がった可能性もある」と指摘した。これで落語界における公演自粛ムードが決定的なものに。

▲4/5(日)これまで土日のみ休演としていた都内の寄席が4月12日まで平日も含めて完全休演すると発表。1日から始まっていた落語協会の新真打の新宿末廣亭での披露目は3日間で終了することになった。

※4/6(月)「安倍首相は7日にも特別措置法に基づく緊急事態宣言を東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に出す意向を固めた。期間は1ヵ月間」と報じられる。

▲4/6(月)、5月上席から予定されていた落語芸術協会の新真打3人(昔昔亭A太郎、瀧川鯉八、伸三改メ桂伸衛門)の披露興行が秋以降に延期となる。

▲4/6(月)、なかの芸能小劇場が5月6日まで休館と決定。オフィス10がこの期間に同会場で開催を予定していた落語会が延期に。

★4/6(月)出演予定だった桃月庵白酒とのトークイベント@代官山蔦屋書店が中止。

※4/7(火)、5月6日までの緊急事態宣言が7都道府県に発令され、以降1ヵ月間、首都圏の落語会はほぼ総て中止もしくは延期となると共に、6日以降でも5月の落語会の中止/延期の動きが進む。

▲4/7(火)緊急事態宣言発令を受け、都内の寄席が5月6日までの休演を決定。これにより落語協会の新真打の浅草演芸ホール、池袋演芸場での披露目はなくなった。

▲4/8(水)、この日から神保町らくごカフェが5月6日まで休席に。

★4/8(水)チケット購入済みの「陽春四景」(権太楼・市馬・白酒・一之輔)@国立小劇場、中止。

★4/9(木)チケット購入済みの一之輔独演会「真一文字の会」@国立演芸場、中止。

▲4/9(木)橘家文蔵の後援会「三代目橘家文蔵組」主催(共催:つながり寄席)の無観客落語会「第1回文蔵組落語会(ゲスト三遊亭兼好)」オンライン配信。組員は無料、一般人は2,000円で視聴券購入可。僕は気づいていなくて購入しそびれた。

▲4/10(金)、国立演芸場が5月末までの休演を決定したことで、5月中席を予定していた落語協会新真打の国立演芸場での披露興行も中止となる。

▲新宿の落語Bar道楽亭が4月中の全落語会の中止または延期を決定。深川江戸資料館などで開催予定だった4月中の「道楽亭出張寄席」も延期または中止に。

★4/10(金)観劇予定の「ウーマンリブVol.14『もうがまんできない』」(作・演出/宮藤官九郎)中止。

★4/11(土)予約済みの「大手町落語会」(権太楼・さん喬・市馬・白酒・一花)@日経ホール、中止。

★4/11(土)、5月18日に開催予定だった「広瀬和生プロデュース代官山夜咄 三遊亭白鳥」の延期が決定(延期日程は未定)。

★4/13(月)チケット購入済みの「文春落語 白酒独演会」@文藝春秋社、中止。

★4/14(火)、予約済みの「小痴楽・宮治二人会」@文京シビック小ホールが中止。

●4/14(火)超落語produced by S亭@ニコニコ超会議2020「小痴楽・宮治二人会」配信(桂宮治『初天神』/柳亭小痴楽『両泥』)←無観客の落語会で、チケットは1,000円。この日に文京シビックで行なわれるはずだった二人会に替わるものとして企画された。

●4/14(火)「第2回文蔵組落語会(ゲスト春風亭一之輔)」(橘家文吾『元犬』/春風亭一之輔『あくび指南』/橘家文蔵『転宅』)←視聴券を購入したがリアルタイムでは上記ニコニコ超会議と被ったので、終了後にアーカイブで視聴。

★4/15(水)「広瀬和生の海賊ラジオ寄席」5月・6月分のナレーション収録。この情勢で落語家を招いての新たなスタジオ収録は無理と判断し、アーカイブからの傑作選放送を決定、自分のトークのみ新たに電話で収録したもの。

★4/15(水)「立川かしめ二ツ目昇進披露口上」に出演。立川こしらの一番弟子かしめが無観客の国立演芸場で行なった披露目のイベントで、三遊亭遊雀、三遊亭兼好、春風亭一之輔らと交互に高座に上がって口上を述べた。司会は立川寸志。本来、この日はかしめの昇進披露落語会が国立演芸場で行なわれるはずだった(11月に延期)。

※4/16(木)特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が7都府県から全国に拡大される。

★4/18(土)チケット購入済みの「よってたかって春らくご20」@よみうりホール昼夜公演が中止。

●4/18(土)文蔵組がオンラインでライヴ配信した無観客落語会「第2回大阪つながり寄席~文蔵・遊方二人会~」の視聴券を購入(月亭希遊『時うどん』/月亭遊方『戦え!サンダーマン』/橘家文蔵『文七元結』)

★4/19(日)予約済みの「立川志の春真打昇進披露落語会」@朝日ホールが中止。

★4/21(火)チケット購入済みの「兼好・小痴楽二人会」@深川江戸資料館が延期。

●4/21(火)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第一夜」@YouTube「春風亭一之輔チャンネル」。上野鈴本演芸場で4月下席夜の部のトリを取るはずだった一之輔が、午後8時10分(鈴本演芸場でトリが高座に上がる時間)から無観客で落語を演じてYouTubeでの無料生配信を開始。第一夜は『団子屋政談』(『初天神』の改作)だった。

★4/22(水)「馬石十八番独演会」@なかの芸能小劇場が延期。

●4/22(水)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第二夜」(『粗忽の釘』)

▲4/22(水)「第3回文蔵組落語会(ゲスト立川談春)」。この回のみアーカイブなし(橘家文太『六尺棒』/立川談春『紙入れ』/橘家文蔵『猫の災難』)

★4/23(木)チケット購入済みの「SWAクリエイティブツアー in にぎわい座」中止。「SWA」の日程が出る前にチケットを購入していた「鯉昇・百栄二人会」@深川江戸資料館も中止。

●4/23(木)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第三夜」(『百川』)

★4/24(金)取材で行こうとしていた「柳亭左龍独演会」@日本橋社会教育会館が中止。

●4/24(金)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第四夜」(『千早ふる』)

★4/25(土)チケット購入済みの「園菊一門下っ端三人の悪だくみ」@新宿文化センター小ホールが中止。

▲4/25(土)札幌での独演会が中止になった柳家小三治が開演予定時刻の18時半からYouTubeで「メッセージ」を生配信、『千早ふる』を演じた。

●4/25(土)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第五夜」(『青菜』)

★4/26(日)チケット購入済みの「SKIPシティ落語会“立川こしら・春風亭一之輔二人会”」@西川口・彩の国ビジュアルプラザ、中止。

●4/26(日)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第六夜」(『らくだ』)

●4/27(月)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第七夜」(『笠碁』)

★4/28(火)「林家きく麿独演会」@道楽亭、「隅田川馬石の会」@日本橋社会教育会館、「らくごカフェに火曜会OB会(小せん・文菊)」のどれかに行こうと思っていたが、予約前に全部中止。

●4/28(火)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第八夜」(『鰻の幇間』)

●4/28(火)「第4回文蔵組落語会(ゲスト柳家喬太郎)」視聴券購入/30日までアーカイブ対応。(橘家文蔵・柳家喬太郎『道灌』/橘家文太『宗論』/柳家喬太郎『すみれ荘201号』/橘家文蔵『笠碁』)

※4/29(水・祝);小池都知事「緊急事態宣言の延長をお願いしたい」と発言。安倍首相は「厳しい状況が続いている」としつつも「今、私が判断することではない」と、専門家の意見を踏まえて最終判断するという考えを示した。

●4/29(水・祝)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第九夜」(『お見立て』)

★4/30(木)、5月7日にお江戸日本橋亭で開催予定だった「こしらの集い」が公演を中止し、六本木・ゆにおん食堂からのライヴ配信のみ行なうことに決定。

※4/30(木)「政府は緊急事態宣言について対象地域は全国としたままで1ヵ月程度延長する方針を固めた」と報じられる。

●4/30(木)「春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第十夜」(『花見の仇討』)←この日だけは一之輔がトリを取るはずだった上野鈴本演芸場の高座からの無観客配信が席亭の粋な計らいで実現した。■

(興味を持たれた方は、以下の記事もどうぞ)


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

よろしければサポートをお願いいたします。もっと読んでいただけるコンテンツを発信できるように、取材費として大切に使わせていただきます!

ありがとうございます!
21
新刊、イベント情報ほか、ぜひ手にとっていただきたい既刊本のご紹介や注目の連載をアップしていきます。お気に入りの光文社新書について書かれたnoteをまとめたマガジン「#私の光文社新書」は、アイコンのキャラクター「アランちゃん」ともども投稿をお待ちしています。

こちらでもピックアップされています

落語!
落語!
  • 7本
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。