
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.71
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『鼻/外套/査察官』→『世界最高のピアニスト』
本書では高評価を与えられていないものの、20世紀を代表する巨匠リヒテルも現在のウクライナに属するジトーミル出身の人なのでこちら🇺🇦🎹
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 1, 2022
📖許光俊/世界最高のピアニスト (光文社新書) https://t.co/ARqSdfOT4I#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/FbJtE3NaWL
担当の自己採点★★★★ 個人的にリヒテルには特に思い入れはありませんが、いわゆるロシア・ピアニズムには深い愛着をもっています。佐藤泰一『ロシアピアニズム』は何度も味読しましたし、DENONの「ロシア・ピアニズム名盤選」は全タイトル持っています。リヒテルも結構ですが、スタニスラフ・ネイガウスとウラジーミル・ソフロニツキーが最高です。
『人間のしがらみ』→『人生は凸凹だからおもしろい』
ままならない人生をおもしろがれたらいいよねということでこちら⛰🕳
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 14, 2022
📖枡野俊明/人生は凸凹だからおもしろい~逆境を乗り越えるための「禅」の作法~ (光文社新書) https://t.co/VLQOzmkjvu#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません#おかえりなさい https://t.co/70eudiakE7
担当の自己採点★★ 金原瑞人さんが手がけた新潮文庫のモーム新訳は、とても洗練された統一のモチーフでカバーがデザインされていますが、『人間の絆』だけ棘付きの蔦があしらわれています。「絆」を邦題に掲げつつ、きっと「しがらみ」寄りの解釈をイメージしているんでしょうね。
『スッタニパータ』→『〈完全版〉 破天』
あまりイメージにはなさそうだけど、実は光文社新書は仏教ものが意外とラインナップにあるということでこちら📚
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 15, 2022
📖山際素男/〈完全版〉破天~インド仏教徒の頂点に立つ日本人~ (光文社新書) https://t.co/78425iajcT#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/7TC4SDGjpa
担当の自己採点★★ 『〈完全版〉 破天』は光文社新書でいちばんの厚さを誇る一冊でして、いわゆる鈍器本ですね。新書ですが2段組の本文で600ページ! 我が家の本棚では、二階堂黎人『人狼城の恐怖』なみの存在感を放っています。
『人はなぜ戦争をするのか』→『なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか』
同じく今なお考えなければいけない問いということでこちら🕊
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 16, 2022
📖伊藤剛/なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか~ピース・コミュニケーションという試み~ (光文社新書) https://t.co/N3Bo5GzkLJ#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/1S3mV3ZSKO
担当の自己採点★★★ 開戦からもう3ヶ月ですか…。だんだん慣れてくるのが怖いですね。
『うたかたの日々』→『僕はガンと共に生きるために医者になった』
同じく胸が締めつけられるような切なさと真摯さにあふれる一冊はこちら📘
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) March 18, 2022
📖稲月明/僕はガンと共に生きるために医者になった (光文社新書) https://t.co/Yodh9SSgjp#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/KlnRpOpujs
担当の自己採点★★★ 『僕はガンと共に生きるために医者になった』はおすすめです。哀切極まりないとはこういう一冊をいうのでしょうか……ご関心を持たれたかたは、古田雄介さん『ネットで故人の声を聴け』と一緒にどうぞ。