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2021年のハイレベルな新人&若手選手特集(セ・リーグ編)

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)が巨人軍を分析。
今シーズンとりわけ特徴的なのが、新人や若手の躍進。投打にわたって様々な選手がチームを支えています。新人王争いも川上憲伸や高橋由伸らが候補になった1999年のセ・リーグを彷彿とさせる激戦となりそうです。そこで今回は、セ・リーグで注目の新人&若手選手を解説してもらいました。

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キャンプから注目の集まった虎のスター候補・佐藤輝明

キャンプから注目度が高かったルーキーといえば、阪神の佐藤輝明だ。
ドラフトではソフトバンク、オリックス、巨人、阪神の4球団から指名され、阪神が引き当て入団が決まった。

阪神からすれば高齢化していた野手陣の起爆剤という思惑があっての獲得だったと思うが、キャンプから一気に話題をさらっていった。オープン戦では12球団トップの6本塁打を記録し、開幕スタメンを勝ち取った。この時点で、大学時代に見られていた打撃の硬さは緩和され、甲子園でも逆方向にスタンドインさせるなど、中軸を担えるだけの「格」が見られた。

そして開幕後も3割以上の得点圏打率を記録し、本塁打ランキングは2位、打点ランキングも3位(5/17時点)に入る活躍を見せている。
ルーキー離れした風格とスター性を持つ佐藤は今後の阪神を背負っていくに違いない。

連続試合無失点を記録した広島のニュースター・栗林良吏

広島の新守護神・栗林良吏(りょうじ)は、プロ入り後未だに得点を許していない。今シーズン、開幕から2ヶ月経とうとしているが、デビューからの無失点記録を更新中だ。既に絶対的な存在であることは間違いない。

栗林の真骨頂は、140km/h前後のフォークだ。さらに、フォークだけでなくカットボールの精度も高いため、クローザーの中でも引き出しの多彩さが際立つ。全体的な完成度が高く、奪三振率も14.77 (5/17時点)と脅威の数字を残している。阪神の佐藤が大きく注目される日々だが、完成度の高い栗林も新人王候補であり、何らかのタイトルを獲得する可能性も高いだろう。

横浜の中軸を担う牧秀悟、首位阪神の原動力!ルーキーとして躍動する伊藤将司・中野拓夢

横浜DeNAの牧秀悟も、開幕からチームの中軸を担うなどの活躍を見せている。打撃の貢献度はもちろんのこと、開幕時は一塁手、現在は主に二塁手として出場している万能性も持ち味だ。チーム自体は低迷しているが、今シーズン含めてチームの中心となっていくだろう。

また、阪神の伊藤将司も開幕から好調を維持している。横浜高校時代に2度甲子園に出場するなどの活躍を見せた左腕がプロ入り後、甲子園を本拠地とする阪神の先発ローテーションとして活躍を見せている。勝ち頭であったジョー・ガンケルが離脱した中で、安定感を誇る左腕への期待は高まる一方だ。

同じく阪神では三菱自動車岡崎から6位指名で入団した中野拓夢が掘り出し物である。安定感のある内野守備に加えて要所でチームを救う好プレーなど、チームのウィークポイントを埋める「ラストピース」となりつつある。

その他、活躍を見せる新人・若手選手

広島は、栗林を含めた若手による勝ちパターンが確立されつつある。塹江(ほりえ)敦哉は、これまで速球派の左腕として期待されていたが、なかなか目が出ずにいた。しかし、奮起を誓った今シーズンは開幕から栗林に繋ぐ8回にマウンドにあがり、キャリアハイの活躍を見せている。塹江と栗林のリレーが確固たるものになると、広島はさらなる浮上の兆しが見えてくるだろう。

さらに、先発ローテーションを担う高橋昂也にも注目だ。プロ入り後は1年目から二軍戦で活躍。ファーム日本選手権では好投し、日本一に貢献。2年目はキャンプから一軍に帯同し期待されていたが、成績が振るわず左肘の故障もあって苦いシーズンに終わったが、二軍では高い奪三振率を残した。その後も怪我に悩まされ、トミー・ジョン手術も受けたりして迎えた今シーズン、実に1031日ぶりとなる勝利を挙げた。ここまで勝ち星には恵まれていないものの、安定感のある投球を見せている。今シーズンこそ開幕ローテーションへの定着なるか、注目したい。

最後に、野手陣では小園海斗も取り上げたい。その天才的なコンタクト力がついに開花し始めているので、このまま戦力へ定着し、徐々に長打力もつけていく理想的な成長曲線を描いてほしい。

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