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#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.59

光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。

『黒猫/モルグ街の殺人』『アッシャー家の崩壊/黄金虫』→『愚か者、中国をゆく』

担当の自己採点★★★★ 鄧小平ーー身長160cmに満たない小柄な人だったそうですが、いちおうぼくの個人史と時代が重なっているなかでは桁外れの巨人であったと思っています。エズラ・ヴォーゲルが書いた評伝がまずはおすすめです。


『小公子』『小公女』→『美術の力』『美術の生まれるとき』

担当の自己採点★★★ 土屋京子さん訳っていうだけでちょっと読みたくなります。そういえば、鄧小平の流れでいうと、土屋さんは毛沢東を描いた『マオ』を翻訳されたかたでした。


『ピノッキオの冒険』→『教養は児童書で学べ』

担当の自己採点★★★ 『ピノッキオの冒険』は、子どもの頃に岩波少年文庫で読んだ思い出がありましたが、今調べてみると、訳は杉浦明平だったんですね。その時はよくわかっていませんでしたが、児童書ってとんでもなく豪華な人が書いていたりします。子ども心にも面白い! スゴい!と感動したのは、火の鳥文庫の『徳川家康』、著者は松本清張。宮尾登美子さんも書いていた記憶があります。


『赤い橋の殺人』→『「倫理の問題」とは何か』

担当の自己採点★★★★ シャルル・バルバラは掛け値なしに古典新訳文庫で初めて知った作家でした。ポーとドストエフスキーの中間に位置するような作風と言えばいいでしょうか。他に読める作品はないかと探していたら、国書刊行会さんから1冊だけ。さすがです!


『ペスト』→『20世紀論争史』

担当の自己採点★★ 「オッカムの剃刀」については、そのものズバリ『オッカムのかみそり』という解説書の翻訳が昨年勁草書房から出ました。ポップな装丁についうっかり手を出してしまいましたが……激ムズで撃沈! 勉強不足を痛感いたしました。


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