
#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.38
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『ロビン・フッドの愉快な冒険』→『相続地獄』
ロビン・フッドの敵役といえば、かの有名な失地王ことジョンだけれど、逆の意味の「相続地獄」でこんなトホホなあだ名をつけられちゃったのでこちら🏴
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 15, 2021
📖森永卓郎/相続地獄~残った家族が困らない終活入門~ (光文社新書) https://t.co/Vd8ls8Rfac#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/tY0DXUQhTy
担当の自己採点★★★ 失地王、あるいは欠地王ジョンさん。残念なあだ名とともに後世に記憶されることになってしまって、なんだか気の毒になってきます。ヨーロッパには、他にも禿頭王、肥満王、残酷王、はたまた狂王なんて人もいましたね。いずれもストレートすぎるネーミングで、お国柄の違いというやつでしょうか。
『マウントドレイゴ卿/パーティの前に』→『「人間嫌い」の言い分』
作品の奥深さ、自伝のタイトルを『The Summing Up』=「要約」と名づける皮肉っぽさは、やっぱりこんな性格に由来している気がするのでこちら🌙🪙🍫🍺
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 16, 2021
📖長山靖生/「人間嫌い」の言い分 (光文社新書) https://t.co/4ao2snR8qS#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/msw7Xp9IHi
担当の自己採点★★★★ 「人間嫌い」かもしれないけれど、完全に切り捨てたりはしないところが、モームの大人なところでしょうか。イギリス人っぽい成熟したバランス感覚を感じます。他に短篇集では『ジゴロとジゴレット』(新潮文庫)もおすすめです。
『ナルニア国物語』→『教養としての聖書』
アスランとキリストの類似性に明らかなように、この作品を深く鑑賞するためには聖書への理解が欠かせないのでこちら✝️
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 19, 2021
📖橋爪大三郎/教養としての聖書 (光文社新書) https://t.co/DZ9enRMhy8#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/dVTqMYpA7Q
担当の自己採点★★ 橋爪先生のこちらの書目は、勝手ながらこの連載に登場させすぎなので、いささか反省しています。まあ、それだけ必読の一冊だということなんですけどね。
『小公女』→『漢和辞典の謎』
パッと見すぐには「襤褸」が読めなかった人には辞書を引いていただきたいのでこちら📚
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 21, 2021
📖今野真二/漢和辞典の謎~漢字の小宇宙で遊ぶ~ (光文社新書) https://t.co/j9XetFAUAg#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/EmFJVRNL3Q
担当の自己採点★★★★★ わりとお気に入りの返しなので、採点も甘めです。
『永遠平和のために』→『広島カープ 最強のベストナイン』
同じく今日4/22がお誕生日であり、このベストナインに挙げられた選手のほとんどを輩出しているのは古葉竹識監督なのでこちら🎏
— 光文社新書 (@kobunsha_shin) April 22, 2021
📖二宮清純/広島カープ 最強のベストナイン (光文社新書) https://t.co/bHe9IeGKpX#勝手に社内リレー#毎度のっかってすみません https://t.co/X6Gzb7BGvb
担当の自己採点★★★ もちろん古葉さんはこの日がお誕生日だったんですが、「永遠平和のために」からの連想で「広島」という特別な意味をもつ地名とダブルミーニング的にリレーを完成できたことは、密かな満足とするところです。