#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.38
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『ロビン・フッドの愉快な冒険』→『相続地獄』
担当の自己採点★★★ 失地王、あるいは欠地王ジョンさん。残念なあだ名とともに後世に記憶されることになってしまって、なんだか気の毒になってきます。ヨーロッパには、他にも禿頭王、肥満王、残酷王、はたまた狂王なんて人もいましたね。いずれもストレートすぎるネーミングで、お国柄の違いというやつでしょうか。
『マウントドレイゴ卿/パーティの前に』→『「人間嫌い」の言い分』
担当の自己採点★★★★ 「人間嫌い」かもしれないけれど、完全に切り捨てたりはしないところが、モームの大人なところでしょうか。イギリス人っぽい成熟したバランス感覚を感じます。他に短篇集では『ジゴロとジゴレット』(新潮文庫)もおすすめです。
『ナルニア国物語』→『教養としての聖書』
担当の自己採点★★ 橋爪先生のこちらの書目は、勝手ながらこの連載に登場させすぎなので、いささか反省しています。まあ、それだけ必読の一冊だということなんですけどね。
『小公女』→『漢和辞典の謎』
担当の自己採点★★★★★ わりとお気に入りの返しなので、採点も甘めです。
『永遠平和のために』→『広島カープ 最強のベストナイン』
担当の自己採点★★★ もちろん古葉さんはこの日がお誕生日だったんですが、「永遠平和のために」からの連想で「広島」という特別な意味をもつ地名とダブルミーニング的にリレーを完成できたことは、密かな満足とするところです。