#勝手に社内リレーPLAYBACK vol.34
光文社新書のTwitterで月〜金につぶやいている「#勝手に社内リレー」を厳選プレイバックしていくこちらの連載。光文社古典新訳文庫のツイートを受け、光文社新書が「勝手に」ひもづけて、あるいはこじつけて既刊本をご紹介していきます! 担当・田頭の「勝手な」ふり返り付き。
『小公子』→『ふしぎなふしぎな子どもの物語』
担当の自己採点★★★ 『小公子』というと、フジテレビで放映されていた世界名作劇場がなつかしく思い出されます。名作の誉れ高い『フランダースの犬』や『母をたずねて三千里』は再放送で観ましたが、『小公子セディ』はリアルタイムでしたね。
『ミドルマーチ』→『自由という服従』
担当の自己採点★★ 『自由という服従』は、個人的には今こそ読まれてほしい一冊です。「逃走」ではなく、「服従」というところがキモですね。
『悪霊』『白痴』→『見るレッスン』
担当の自己採点★★ 強引な持っていき方ですが…蓮實先生の読者のかたには言わずもがなですね。大著『「ボヴァリー夫人」論』(筑摩書房)を、『凡庸な芸術家の肖像』(こちらはフローベールの友人であるマキシム・デュ・カンについて。講談社文芸文庫)と併せてどうぞ。
『ボートの三人男』→『読んで旅する 世界の名建築』
担当の自己採点★★★ 五十嵐太郎先生が書かれた新書はどれもわかりやすくて本当におすすめです。加えて押さえておきたいのは昨年に出された『建築の東京』(みすず書房)。こちらは東京五輪が終わった今だからこそ、改めて手にとると感慨深いです。
『とはずがたり』→『「つながり」を突き止めろ』
担当の自己採点★★ この人物相関図、いいですよね。いつの日か『源氏物語』の新訳が古典新訳文庫から出るときも、こういう図を収録してくれるのかなあ笑