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タイガースの首位独走を止められるか? 巨人vs阪神3連戦のポイント

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)が巨人軍を分析。
交流戦で7勝8敗3分とイマイチな結果だったジャイアンツ。7ゲーム差をつけられた状態で首位・阪神との3連戦に臨みます。ここでタイガースとの差を縮め、プレッシャーをかけることはできるのでしょうか?

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3タテされても4ゲーム差と余裕のある阪神

交流戦を8位で終えた巨人は、2位で終えた阪神と現在7ゲーム差を付けられており、今シーズン最大のゲーム差となっている。これまで原巨人がリーグ優勝をしてきた流れを見ると、交流戦でセ・リーグの他球団が苦戦する中で勝ち越し、突き放した上で同一リーグ再開に持ち込む展開だった。だが、今年はそれができないまま交流戦が終わってしまった。

原巨人の交流戦勝敗とセ・リーグのシーズン順位
2006年:13勝23敗 4位
2007年:15勝9敗 優勝
2008年:14勝10敗 優勝
2009年:12勝9敗3分 優勝
2010年:12勝12敗3位 3位
2011年:10勝13敗1分 3位
2012年:17勝7敗 優勝
2013年:13勝10敗1分 優勝
2014年:16勝8敗 優勝
2015年:7勝11敗 2位
2019年:11勝7敗 優勝
2021年:7勝8敗3分
(一部参照:『巨人軍解体新書』第5章対パリーグの研究・原巨人の交流戦勝ち越し=リーグ優勝のカラクリ)

上記を見ても、交流戦で勝ち越したシーズンでは必ず優勝しており、負け越しまたは五分のシーズンは優勝を逃している。

今シーズンに限って言えば、好調の阪神が交流戦でも2位となり、独走体制に入りつつある。さらに、交流戦終盤にジョー・ガンケルが復帰。開幕投手をつとめた藤浪晋太郎も勝ちパターンの中で確立されつつある。また、打線もルーキーの佐藤輝明が交流戦で6本塁打を記録するなど、乗りに乗っている。阪神としては、投打ともに盤石な体制で巨人戦に臨むことになるわけだ。果たして巨人軍はこの阪神に立ち向かうことができるのだろうか。

阪神戦の要所は落としていない巨人軍

今シーズンの巨人軍は、対阪神の成績で負け越しているものの、勝つべき試合では勝てている。この3連戦はこれまで以上に劣勢の状況だが、踏みとどまれるか注目である。また、休養日を挟むこともあり、今シーズンの調子や相性も含めて高橋優貴・CCメルセデスを中心としたローテーションで対戦することが望ましいだろう。

ただ、現実的にありそうな最悪の展開は、本調子ではないエース・菅野智之を無理に当てて、敗戦した上でシーズンの流れが一気に阪神に傾くことだ。菅野の存在は良くも悪くもチームに多大なる影響を与えるのは間違いない。起用には慎重になるべきだろう。

今シーズンは4月こそ高橋優貴や今村信貴が菅野の穴を埋めるかのような活躍を見せたが、現状は山口俊が復帰したとは言え厳しい状況である。2019年の山口俊のように、代わりになるぐらいの活躍を見せる投手がいれば話は変わるが、その都度調子が良い投手を投げさせていく他はないだろう。だからこそ、ブルペン陣の運用をきっちりするのはもちろんのこと、先発陣に対しても無理な完投やイニングを中途半端に引き伸ばすことを避けていきたい。

丸佳浩の復帰でコア3選手が揃う

この阪神との3連戦で、不調が原因で2軍落ちしていた丸佳浩が1軍に復帰する。2018年オフに巨人軍に入団し、2019年・2020年の連覇に大きく貢献した丸がようやくの復帰だ。

ただ、そもそも蒸し返すようではあるが、今回の2軍降格も不可解ではあった。いくら不調とはいえ、丸の名前があるだけでも他球団からしたら脅威になるはずだが、そのことは充分に考慮されずに2軍落ちになった。また、丸の不在時に亀井義行がクリーンアップに入る試合も見受けられたが、こういった野手起用にも疑問が残る。正直、今の衰えた亀井がクリーンアップに座るなら、丸がいた方が得点する確率は上がっていただろう。このあたりは良くも悪くも、巨人軍の生え抜き至上主義の部分が出た結果になった。

現在の巨人軍は、坂本勇人・丸佳浩・岡本和真の3選手は、不調でもスタメンにいてこそ脅威であり、成績が伴っていなくても起用するだけでチームとしてはかなり違う結果になる。また、ジャスティン・スモークがまさかの電撃退団となり、打線に関しては同じ左打者でもある丸の役割がさらに重要視される。だからこそ、この阪神戦から奮起した丸が打線を引っ張る姿に期待したい。

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